しそ(シソ)・えごま(エゴマ)の育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
しそ・えごまの育て方・栽培方法
青じそ、赤じそ、エゴマもどれも育てやすいハーブです。エゴマとシソは違う種類になりますが、見た目も育て方もよく似ています。
目次
しそ・えごまの特徴
名前 | シソ、しそ、紫蘇、大葉、えごま、エゴマ、荏胡麻 |
英語名 | Perilla |
学名 |
|
科名 | シソ科 |
分類 | 一年草 |
耐寒性 | 非耐寒性 |
草丈 | 30-100cm |
原産地 | ヒマラヤ、中国 |
出まわり時期 | 4-6月 |
使える部分 | 葉・茎・実・花 |
殖やし方 | 種まき |
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しそ・えごまの育て方基本
適した場所
日当たり・風通し・水はけのいい場所を好みます。小さいときは特に日に当てるようにします。
日当たり | 日当たりのよい場所。風通しが良い場所。 |
水はけ | 水はけがよい場所。 |
気温 | 20~25℃ |
土 | 有機質に富む肥沃な土を好む。 |
肥料 | 元肥に緩効性肥料を与える。肥料を切らさないように、追肥に液体か固形肥料を与える。 |
寄せ植え
バジル、カモミール、レモンバーム等の生育環境が比較的似ているものが向いてます。しそ・えごまを一緒に寄せ植えすると簡単に交雑してしまうので、分けたほうがいいです。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
種を購入しても簡単に育ちます。苗を購入する場合は、葉が大きく茎間が伸びていないものを選びます。葉が縮れている方が柔らかいです。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
発芽までは水を切らさないようにします。その後は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。水切れすると葉が固くなったり、大きく育たない場合があります。
ワンポイント
草丈20cm位で随時摘芯すると、多くの葉をつけるようになります。夏場は乾燥防止にマルチングをする場合もあります。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
こぼれ種からも簡単に育ちますが、風味が落ちてくるので、毎年新しい種を購入した方がいいです。種子を一晩水に浸けてから、苗床にバラまきをします。発芽に光が大切なので、土はかぶせず、種を抑えるだけです。発芽には20℃以上の温度が必要です。発芽するまでは水を切らさないようにします。地植えの場合は、株間が20cm以上になるまで適宜苗を間引きます。
挿し木のポイント
挿し木の場合も20℃以上の気温が必要です。株元の大きな枝をカットし、上の方の葉を3,4枚残して、下葉を取り除きます。その後水に浸けて、1,2週間で発根します。発根したら培養土に植え替えます。
植え替えのポイント
根が鉢いっぱいに広がってしまったら、植え替えをします。2,3号大きい鉢を選びます。
剪定のポイント
草丈20cm位になってきたら、若い芽の先端を摘芯します。脇芽が出て葉の枚数が増え、株の形がよくなります。
収穫のポイント
本葉が10枚位になれば収穫可能です。葉を使用する場合は鮮度が大切なので、使用する直前に、下葉から順に収穫します。葉の上の節の部分をカットします。風通しが重要なので、大きくなったら、葉が込み合ってきた部分を剪定しながら収穫します。
花が咲いたら
花が咲くと葉の味が落ちるので、葉を使用したい場合は花名が咲く前にカットします。8~10月は葉が小さくなり、花穂ができやすくなります。そうしたら、花じそや穂じその収穫を目的に育てます。花じそは花穂が10cmほど伸びて花が半分咲いたところで収穫します。穂じそは、花が終わり、穂の下に実がつきはじめたころに収穫します。
種の収穫
こぼれ種から簡単に育ってしまうので、花が咲きおわったら、花穂はカットします。その種からまた育てたもいいですが、風味が落ちるので、新しく種を購入したほうがいいです。
寿命
シソは一年草で、冬に枯れてしまいます。
害虫と天然素材を使った対策
アブラムシがつきやすいです。夏の多湿の環境では、ヨトウムシやハダニがつく場合があります。見つけ次第駆除します。詳しくは無農薬・天然にこだわった害虫対策をご覧ください。
シソの使い方
青じそ、赤じそ共に、料理に幅広く使えます。赤じそは特にお酒やジュースにも向きます。えごまは葉や種を料理に使用することが一般的です。
次はこれを要チェック
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