ディルの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
ディルの育て方・栽培方法
魚料理によく合うことから、魚のハーブとも呼ばれます。
目次
ディルの特徴
名前 | ディル |
英語名 | Dill |
学名 | Anethum Graveolens |
科名 | セリ科 |
分類 | 一年草 |
耐寒性 | 非耐暑性 |
草丈 | 50-100cm |
原産地 | ヨーロッパ~アジア |
出まわり時期 | 4-5月 |
使える部分 | 葉・茎・種子・花 |
殖やし方 | 種まき |
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ディルの育て方基本
適した場所
日当たり・風通し・水はけのいい場所を好みます。
日当たり | 日当たりのよい場所。風通しのいい場所。 |
水はけ | 水はけがよい場所。 |
気温 | 18~25℃(暑さに弱い) |
土 | 水もちのいい土を好む。 |
肥料 | 元肥に緩効性肥料を与える。追肥は春から秋に月に1,2回液体肥料を与える。 |
寄せ植え
ディルは大きく育つので、小さい鉢での寄せ植えは向きません。フェンネルとニンジンは種子の成長を妨げてしまいます。同じセリ科のフェンネルなども注意が必要です。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
ディルは一年草でどんどん成長するので、種子から育てることが多いです。苗を購入する場合は、葉の色がきれいなものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水をたっぷりあげます。地植えの場合は、定植後からは殆ど不要です。
ワンポイント
背丈が伸びるので、伸びてきたら支柱を立てます。冬はマルチングなどで防寒します。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
春か秋に種をまきます。夏を越せないので、秋にまいた方が長持ちし、丈夫に育ちます。移植が苦手なため、種を直まきします。直根性なので、深めの鉢を選びます。地植えの場合は深めに土を耕します。根がしっかり張るまでは、水をこまめに与えます。
収穫のポイント
葉が茂ってきたら、下の方から収穫していきます。上の方から切ってしまうとそれ以上成長しなくなってしまいます。また、まだ株が小さいうちに葉を取ってしまうと、成長を妨げます。
花が咲いたら
つぼみの時に取り除くと、より長く葉を楽しめます。
種の収穫
夏が近づくと、葉が固くなってきます。そうなってきたら、花を咲かせ、種子を収穫します。花が枯れて、茶色になってきたら、茎ごとカットし乾燥させます。夏が過ぎたらまた種をまきます。
植え替えのポイント
移植を嫌うので、植え替えはなるべく行いません。
寿命
ディルは一年草で、夏に枯れてしまいます。
害虫と天然素材を使った対策
カメムシやキアゲハの幼虫がつきやすいです。見つけたら取り除きます。詳しくは、無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細をご覧ください。
ディルの使い方
ディルはサーモンをはじめとした魚料理によく合います。北欧料理に多用されます。ハーブビネガーやドレッシングにも使われます。乾燥させてインテリアに使用したり、ネイルオイルやハンドバスにも利用できます。ハーブの作用については「ディルの効果効能」をご覧ください。
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