レモンバームの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
レモンバームの育て方・栽培方法
レモンバームはミントと似て、とても育てやすいハーブです。収穫してすぐにフレッシュハーブティーとして楽しめます。
目次
レモンバームの特徴
名前 | レモンバーム、メリッサ |
英語名 | Lemon balm |
学名 | Melissa officinalis |
科名 | シソ科 |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 耐寒性 |
草丈 | 20-80cm |
原産地 | 南米、ヨーロッパ南部 |
出まわり時期 | 3-5, 9-10月 |
使える部分 | 葉・茎・花 |
増やし方 | 挿し木、種まき、株分け |
その他のレモンバームの記事をチェックする:#レモンバーム
レモンバームの育て方基本
適した場所
湿った肥沃な土で、半日陰から日なたで育てます。夏の強い日光にあたりすぎたり、水切れすると葉が固くなるので気を付けます。
日当たり | 日当たりのよい場所。 |
風通し | 風通しの良い場所。 |
気温 | 15~25℃以上 |
土 | 湿り気のある肥沃な土を好む。 |
肥料 | 元肥に緩効性肥料を与え、腐葉土を多めにする。芽が出る春の時期と収穫後に窒素分が少ない肥料を追肥として与える。 |
寄せ植え
同じような条件で育てやすい、シソや等が向いています。ハーブティーで飲むのに重宝するので、ハーブティー用のハーブを一緒に寄せ植えする場合もあります。その場合も、できるだけ生育条件が似ているものを選びます。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
生き生きとした葉が沢山ついていて、黄色く枯れていないものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
水切れに弱いので、土の表面が乾きはじめたらすぐに水を与えます。水が足りないと、葉が固くなったり、つやがなくなり、風味も落ちます。地植えの場合、夏場は朝夕に水をあげます。
ワンポイント
花茎がのびてきたら枝ごカットすると株が長持ちします。湿気を嫌うので、特に梅雨の時期は蒸れないように剪定・摘芯をします。夏は半日陰で育てます。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
種は土に直線の溝をつくり、条まきをします。薄く土をかぶせて、乾燥させないようにします。2週間ほどで発芽したら、間引き、植え付けします。
挿し木のポイント
若い芽を5,6cm程カットし、水揚げします。その後挿し木等の土に挿して発根させ、植え付けします。
株分けのポイント
大きくなりすぎた株は、茎を切り分けて株分けし、植え替えます。
植え付け・植え替えのポイント
地下茎が深く伸びるので、鉢の場合は深めのものを選びます。地植えの場合は、株間を60cm程とります。
剪定のポイント
小さいうちは若芽の摘芯を行います。形のいい株に育ちます。大きくなったら、葉が生えている節の上をカットし剪定(収穫)します。新しく芽が出てきやすくなります。
収穫のポイント
葉は長い時期、剪定を兼ねて収穫できます。6~8月の開花の時期が一番香りがよくなります。その時期は株元から刈り取ります。その後追肥を行うとまた秋に収穫できます。
花が咲いたら
夏は、花が咲くと株を弱らせるので、花を咲かせない方がいいです。また、花を咲かせると葉の風味が落ちるので、葉を使いたい場合は花芽をカットします。
切り戻しのポイント
6月の開花前に、地際3cm程残して切り戻しをします。また、冬まえには地際で切り戻しをします。
種の収穫
こぼれ種でも発芽するほど簡単に増えます。あまり増やしたくない場合は、花や実がなる前に収穫します。
寿命
多年草なので数年楽しめます。株分けで増やすことで、長い間持ちます。
害虫と天然素材を使った対策
夏、高温になり乾燥するとハダニが発生する場合があります。日陰で養生したり、ハダニがついた茎を切り取ります。夏の暑い時期にはハマキムシが発生する場合もあります。ハマキムシがついた部分をカットします。
無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細
レモンバームの使い方
レモンバームはフレッシュでレモンの香りがするので、多くの人に好まれます。フレッシュハーブティーをはじめ、様々な飲み物やスイーツに使えます。リラックス作用や風邪の症状にもいいことから、メディカルハーブとしても利用されます。スキンケアやホームケアにも有効です。ハーブの作用については「レモンバームの効果効能」をご覧ください。
次はこれを要チェック
ハーブの効能についてもっと知りたい場合は下記へ!
精油、キャリアオイル、フローラルウォーターの情報も豊富です。