オレガノの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
オレガノの育て方・栽培方法
香りがよく、スパイスとして古くから料理に欠かせないハーブの一つです。初心者でも簡単に育てられます。一般的にオレガノというとワイルドマジョラムと言われるものですが、食用には、「グリークオレガノ」と呼ばれるものがよく使われます。
目次
オレガノの特徴
名前 | オレガノ、ワイルドマジョラム |
英語名 | Oregano |
学名 | Origanum vulgare |
科名 | シソ科 |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 耐寒性 |
草丈 | 10-80cm |
原産地 | ヨーロッパ |
出まわり時期 | 4-5, 10-11月 |
使える部分 | 葉・茎・花 |
殖やし方 | 挿し木、種まき、株分け |
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オレガノの育て方基本
適した場所
暑さ、寒さに比較的強いですが、湿気が苦手です。雨が続く場合はあまりあたりすぎない場所で育てます。高温で乾燥した環境で育てると風味が増します。
日当たり | 日当たりのよい場所。風通しのいい場所。 |
水はけ | 水はけがよい場所。 |
気温 | 15~20℃ |
土 | 湿気が苦手。 |
肥料 | 肥料はあまり与えない。元肥に緩効性肥料を与え、追肥は必要ない。 |
寄せ植え
オレガノは、トマトとバジルと相性がいいです。トマトとバジルは一年草なので、収穫後は植え替えます。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
オレガノは繁殖力が強いので、簡単に挿し木や種から育ちます。苗を購入する場合は、下の方の葉が枯れていなく、全体的に生き生きしてるものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
乾燥を好むので、表面の土が乾いたらたっぷり水を与えます。蒸れて枯れないように、特に梅雨時期は注意します。冬は地上部が枯れても地下茎は生きているので、水やりをします。
ワンポイント
多湿に弱いので、蒸れて枯れないように、こまめに込み合った部分をカットします。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
土に一直線に浅い溝をつくり、種が重ならないように条まきします。上から土は殆どかけず、そっと手で押さえます。芽が出てきたら、適宜間引きをします。10cm以上に成長したら植え付けをします。
植え付けのポイント
地植えの場合は30cm程の株間をあけて植えつけます。
株分けのポイント
暑い時期を除いて、簡単に株分けで増やせます。根茎が横に広がって増えるので、根の付いた部分をカットし移植する方法が簡単です。カットしたら1時間ほど水揚げし植え付けをすると早く発根します。
挿し木のポイント
挿し木の場合は、5cm位にカットし、下の方の葉をとり水揚げをします。その後挿し木用の土に挿し発根させ、植え付けをします。
収穫のポイント
葉のある時は随時収剪定をかねて収穫をしていきます。多湿が苦手なので、風通しを確保するため、込み合ってきたら株元から間引くか、5cm程残してカットします。また、横に広がっていくので、広がりすぎないように収穫・剪定をします。収穫しすぎて乾燥しすぎると、逆に枯れてしまうこともあるので注意します。
花が咲いたら
種をまいてから2年目以降に花を咲かせます。6,7月ごろに花が咲きますが、その咲き初めごろ葉の香りが一番よくなります。その時に5cm程残して茎をカットし収穫できます。そうするとまた新芽が出てきます。収穫した部分は乾燥させ、料理などに使えます。
種の収穫
種をまいてから2年目以降に花が咲き、種が収穫できるようになります。
植え替えのポイント
根まわりが早く、根詰まりを起こしやすいので、2,3年に一度株分けを兼ねて植え替えをします。
害虫と天然素材を使った対策
オレガノは病害虫がほどんどないと言われています。それでも病害虫に困ったら無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細をご覧ください。
オレガノの使い方
オレガノはメキシコやスペイン料理をはじめとした料理のスパイスに沢山使用されます。乾燥させ、手作りの雑貨やハーブティー。ホームケアにも向きます。ハーブの作用については「オレガノの効果効能」をご覧ください。
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