スペアミント・ペパーミントの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
スペアミント・ペパーミントの育て方・栽培方法
ミントは沢山の種類がありますが、一番用途が幅広く一般的なものは、ペパーミントとスペアミントです。その他、アップルミントやパイナップルミントなど様々な種類があります。基本の育て方は同じです。
目次
ミントの特徴
名前 | ミント |
英語名 | Mint |
学名 |
|
科名 | シソ科 |
分類 | 多年草 |
耐寒性 | 耐寒性 |
草丈 | 10-100cm |
原産地 | ユーラシア大陸やアフリカ等 |
出まわり時期 | 4-6,9-10月 |
使える部分 | 葉・茎・花 |
殖やし方 | 挿し木、株分け |
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ミントの育て方基本
適した場所
湿り気のある土を好み、水が切れないようにします。水が切れると葉が固くなります。窒素の多い肥料の与え杉は、風味を落とします。高温と乾燥に弱いです。
日当たり | 日なたから半日蔭。風通しのいい場所。 |
水はけ | 水はけがよい場所。 |
気温 | 15~25℃ |
土 | 保水性のある土を好む。 |
肥料 | 元肥に緩効性肥料を与える。追肥は必要ない。与える場合は春から秋の生育期に。 |
寄せ植え
ミントはとても強く、根が張りやすいです。そのため寄せ植えをすると周りの植物を枯らしてしまう場合があります。寄せ鉢の方がおすすめです。異なる種類のミント同士は交雑しやすいのであまり近くで育てません。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
節の間が狭く、葉がみずみずしい苗を選びます。新芽がありすぎると根詰まりしている可能性があります。その場合は大きな鉢に植え替えます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
乾燥に弱いので、水を切らさないように注意します。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。
ワンポイント
湿気に弱いので、特に梅雨前は風通しがよくなるように刈り込みます。鉢植えの場合は、根がまわったら植え替えをします。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
種から育てると、香りがばらつくことがあるようで、挿し木や株分けで育てるのが一般的です。
挿し木のポイント
10cm位に枝を切り、上の方に5,6枚の葉を残して、下の葉を取ります。それを1,2週間水に挿しておくと根が出てくるので、その後培養土に植えつけます。
株分けのポイント
根が張ってきて、鉢がいっぱいになったら株分けをします。株のかたまりを切って、5cm位根を残し、植えつけます。すぐ根付きます。
植え付けのポイント
春か秋が最適な時期です。地植えの場合は株間を30cm程あけて植えつけます。鉢の場合は大きめのものを選びます。
剪定(摘芯)のポイント
葉が小さいうちに先端の芽を摘み、わき芽を増やすようにします。のびすぎた枝は収穫を兼ねて適宜切り戻します。5,6月の剪定は乾燥しすぎないように強い剪定は避けます。9,10月は、地際で切り戻して冬の準備をします。
収穫のポイント
ミントは冬を除いて収穫可能ですが、5,6月がベストシーズンです。地際から葉を数枚残して節の上をカットします。葉を残すとそこからまたすぐ成長します。花芽が出る5,6月は、刈り込みながら収穫します。黄色い葉になっていなければ地際でカットします。
花が咲いたら
花が咲くと栄養が花に行き、葉が黄色くなり堅くなります。葉を使う場合は、開花前に収穫します。花芽はカットします。
寿命
ミントは多年草なので、数年間は楽しめます。挿し木や株分けで増やしていけば、長い間楽しめます。
害虫と天然素材を使った対策
風通しが悪くなると、ハダニやアブラムシがつく場合があります。また、真夏の直射日光に当たりすぎたり、株が弱ってくると、さび病になる場合があります。さび病になったら株ごと処分します。
無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細
ミントの使い方
ミントは料理、ハーブティー、スイーツには欠かせないハーブです。用途が最も沢山あるハーブの一つです。スキンケアにも向きます。すっきりする香りは、集中力を高めたり、リフレッシュさせてくれるので、ルームスプレー等の芳香剤にも有効です。ハーブの作用については「スペアミントの効果効能」や「ペパーミントの効果効能」をご覧ください。
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