カモミールの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
カモミールの育て方・栽培方法
カモミールは初心者におすすめのハーブです。種類が何種かありますが、メディカルハーブで一般的なものは、カモミールローマンと、カモミールジャーマンの2種です。とくにハーブティーではカモミールジャーマンが飲まれます。
目次
カモミールの特徴
名前 | カモミール |
英語名 | Chamomile |
学名 |
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科名 | キク科 |
分類 |
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耐寒性 | 耐寒性・非耐暑性 |
草丈 | 20-60cm |
原産地 | ヨーロッパ~アジア |
出まわり時期 | 3~6、9~10月 |
使える部分 | 葉・茎・花 ※特にローマン種は茎や葉にも香りがある。 |
殖やし方 | 種まき |
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カモミールの育て方基本
適した場所
日当たり、風通しのいい場所で育てます。高温と乾燥に弱いので、乾燥しすぎないようにし、直射日光を避けます。温かい地域では日中に日差しを避け、冬は日当たりのいい場所で育てます。窒素分の多い肥料を上げ過ぎると、花が少なくなります。
日当たり | 日当たりのよい場所。 |
風通し | 風通しのよい場所。 |
気温 | 15~20℃ |
土 | 乾燥しすぎないように気を付ける。 |
肥料 | 元肥に緩効性肥料を与える。追肥は殆ど必要ない。与える場合は生育期に。 |
寄せ植え
カモミールは寄せ植えにいいハーブです。弱った植物と一緒に植えると元気してくれたり、野菜と一緒に植えると風味を増加させてくれると言われています。ローズマリー、セージはお互いに防虫し合います。ミントはカモミールの香りを良くしてくれます。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
種からもすぐ育ちますが、苗を買う場合は、花の咲いていない、葉がきれいなものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
乾燥に弱いので、日中に土が乾きすぎないように注意をして水やりをします。
ワンポイント
暑さや乾燥に弱いことから、庭植えの場合はマルチングをする場合もあります。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
カモミールは、こぼれた種から勝手に発芽してしまうほど、種から簡単に育つハーブです。秋に種をまき、土を薄くかけます。植え替えに弱いので、種をまいた同じ場所で間引きながら育てるようにします。冬の寒さに強いですが、風に弱いので風よけをしながら越冬します。
挿し芽のポイント
春から夏に若芽を10cm程とり、挿し芽をして増やす方法もあります。水をたっぷりやることで根付きます。
植え替えのポイント
カモミールは植え替えを嫌うため、なるべく大きな鉢で育て、植え替えをしないようにします。苗を買ったりして植え替えが必要な時は、根を傷めないように株が小さいうちに行います。鉢植えで根がまわってしまったら、梅雨前に植え替えを行います。
剪定のポイント
一年草のカモミールジャーマンは殆ど剪定を行いません。その前に収穫をして終わります。夏を越すものは、蒸れを防ぐために、伸びすぎた茎や茂りすぎは葉を根元から取り除きます。
花が咲いたら
花が咲き、2,3日後になると、真ん中の黄色い部分が膨らんできます。そのころに収穫します。5月ごろから咲きはじめます。
収穫のポイント
花の部分だけを収穫します。晴れた日の午前中の収穫がいいと言われています。
種の収穫
花が咲いた後に種の収穫ができます。一年草のカモミールジャーマンは、そのこぼれ種がまた次の年に発芽します。
寿命
カモミールジャーマンは一年で終わりますが、カモミールローマンは数年楽しめます。
害虫と天然素材を使った対策
暖かくなると、アブラムシやハダニが付くことがあります。虫が付く前に収穫が終われることが理想です。もし虫が来てしまったら、無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細ページをご覧ください。
カモミールの使い方
カモミールはハーブティーやメディカルハーブの代表的なハーブの一つです。料理にも使われますが、主にハーブティーとして、美容としての効能が素晴らしいです。手作りのスキンケアやヘアケア、バスアイテムなどに最適です。ハーブの作用については「カモミールの効果効能」をご覧ください。
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