ラベンダーの育て方・栽培方法|自家菜園で育てる無農薬のハーブ
ラベンダーの育て方・栽培方法
ラベンダーには様々な種類がありますが、一番一般的なものが、コモンラベンダーと言われるものです。害虫被害が殆どなく、初心者でも育てやすいハーブです。
目次
ラベンダーの特徴
名前 | ラベンダー |
英語名 | Lavender |
学名 | Lavandula angustifolia |
科名 | シソ科 |
分類 | 常緑低木 |
耐寒性 | 耐寒性~非耐寒性 |
草丈 | 20-100cm |
原産地 | 地中海沿岸 |
出まわり時期 | 3~6月 |
使える部分 | 葉・茎・花 |
殖やし方 | 挿し木、苗 |
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ラベンダーの育て方基本
適した場所
日当たり、風通し、水はけのよい場所で育てます。日影で育てると弱々しく育ってしまいます。高温多湿の環境に弱く、蒸れて枯れてしまうので、風通しが重要です。また、水のやりすぎは根腐れの原因になるので注意します。種類によって寒さに弱いものがあるので注意します。
日当たり | 日当たりのよい場所。風通しが良い場所。 |
水はけ | 水はけがよい場所。 |
気温 | 15~20℃以上(発根時は20℃位) |
土 | あまり肥沃でない土を好む。 |
肥料 | 肥料は殆ど不要。与えすぎは根腐れの原因に。 |
寄せ植え
ラベンダーは風通しが大切なので、寄せ植えにはあまり向いていないと言われています。寄せ植えとする際は、土の好みや環境の好みが同じものを選ぶようにしてください。一般的に言われる寄せ植えの基本は下記を参照ください。
いいものを選ぶコツ
はじめは苗を購入するのに向いています。根が腐ったり詰まりすぎていなく、色艶がいいもの、葉の先端がしっかり上を向いているものを選びます。基本のいい苗の選び方は下記を参照ください。
毎日のケア
水やり
水やりは殆どいりません。鉢の場合は土の表面が乾いたら水やりをします。水のやりすぎは枯らしてしまう原因です。
ワンポイント
湿気や蒸れが苦手なので、混み合ってきたら枝を随時剪定します。
剪定、水やり、株分け、挿し木等、ガーデニングの基本となる手入れや殖やし方については下記を参照ください。
1年のスケジュールと育て方のポイント
種まきのポイント
ラベンダーは種から発芽するまでに時間がかかり、かつ発芽率もあまりよくないことから、苗を購入するか挿し木で増やすのが一般的です。
挿し木のポイント
2年目以降の株から延びた新枝の先を8cm程カットします。下の方の葉を取り、1時間ほど水に挿して水揚げします。その後挿し木用の土に挿します。20℃位が発根する適温で、発根するまでは水を切らさないように気をつけます。その後植え付けをします。
植え付けのポイント
風通しが重要なので、株元を高めに植え付けをします。水はけのいい土を選びます。
剪定(切り戻し)のポイント
剪定は、12月ごろの寒くなる前と、3月ごろの新芽が育ってくる頃に行います。真冬や真夏に強い剪定を行うと、枯れてしまうことがあります。葉のついた節を2,3節残し、カットします。
花が咲いたら
6,7月ごろに花を咲かせます。開花直前が一番香りが強いです。香りを楽しみたい場合は花の咲きはじめに収穫します。好みで花をそのまま咲かせてからの収穫でもいいです。
収穫のポイント
剪定と同じように、葉のついた節を2,3節残し、カットしていきます。
植え替えのポイント
ラベンダーは、株が大きくなるとあまり植え替えをしない方がいいと言われています。少しの環境の変化に弱いです。根詰まりを起こしてしまったりして必要な場合は、夏の時期を避けて、葉や根を切り詰めて行います。
寿命
ラベンダーの寿命は10年以上と言われています。挿し木をして増やしていくことで、とても長く楽しむことができます。
害虫と天然素材を使った対策
ラベンダーは病害虫が殆どありません。それでも被害にあった場合は、無農薬・天然にこだわった害虫対策の詳細ページをご覧管さい。
ラベンダーの使い方
ラベンダーはご存知の通り、ハーブの中でも一番有名なものの一つです。使い道も多くあります。香りがいいので、ただ飾ったりドライフラワーにして楽しんだり、料理やハーブティーにも使われます。また、精油成分に沢山の有効成分が含まれるので、美容にも向いています。スキンケアやスクラブなどのバスアイテム、手作り石鹸などに使えます。ハーブの作用については「ラベンダーの効果効能」をご覧ください。
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