アロマのブレンド方法の基本|精油・エッセンシャルオイル・アロマオイル
精油のブレンド
精油のブレンドはとても奥が深いです。特別な規則はなく、個人の好みもあります。一番大切なことは、型にはまらず、いろいろ試してみることだと思います。一般的に人気の精油を使用していれば、それ自体の香りがとてもいいので、精油のチョイスによってひどい香りになるということは殆どありません。ここではいくつかのブレンドのコツを紹介します。規則ではないので、気になる部分を参考にご覧ください。
精油ブレンドのポイントと順序
1. 何を作るかを決める
まず、ブレンドする時に大事なことは、「何を作るか」です。例えば、芳香浴で使うのか、マッサージオイルにブレンドして使うのか、お風呂に入れて使うのか・・・といったことです。その用途によって、精油の量が変わってきます。
賦香率
ここでチェックが必要なことは、作るものによって変わる精油の分量です。芳香浴で使用する場合と、マッサージのように体に使用する場合は、精油の濃度が変わってくるので気を付けてください。詳しくは下記へ
禁忌
次に精油の禁忌もチェックします。体に不調があったり、アレルギーがあったり、妊娠中や子供がいる場合などは特に、精油の禁忌について知る必要があります。天然のものが、100%安全とは限りません。自分の体調に合わないものをブレンドするのは避けましょう。精油の禁忌の詳細は下記へ。
2. ブレンドする精油を選ぶ
次に、ブレンドする精油を選びます。直観で好きな香りを選んでも全く問題ありません。このサイトでは精油と様々なジャンルを対応させて紹介しているので、違う方法で試したい場合は下記のようなものを参考にしてみてください。
作用から選ぶ
精油によって色々な作用があります。その作用から選んでブレンドを考えることは一番一般的です。身体的な作用もあれば、心理的な作用もあります。
香りの系統から選ぶ
何をブレンドしたらいいか迷ったら、香りの系統で精油を分けると選びやすくなります。この方法もとても簡単で一般的な方法です。香りは一般的に7種類の系統に分けられ、合わせやすい系統があります。
アーユルヴェーダのドーシャから選ぶ
アーユルヴェーダと精油はとても密接に関連しています。自分とドーシャをチェックして、体調のバランスを取り戻してくれるようなブレンドする精油を選ぶことができます。
陰陽五行や中医学の観点から選ぶ
陰陽五行と精油も関連しています。自分の性質や五行の要素から、ブレンドする精油を選んでも面白いです。
星座や天体から選ぶ
星座と精油も関連しています。自分に関連する星座や天体に対応する精油は、その星座の特徴の部分をより引き出してくれます。また、今の時期に対応する星座に着目し、ブレンドする精油を選んでもいいでしょう。
月の満ち欠けから選ぶ
月の満ち欠けは私たちの体や心に影響しています。その満ち欠けに合わせて精油のブレンドを選ぶ方法があります。より月のエネルギーを引き出すようなブレンドになります。
色から選ぶ
多くの人がレモンの香りと黄色が自然と結びつくように、香りと色には関連があります。色は自分の心を表すと考えられているので、直観で選んだ色に対応する精油を選んでブレンドする方法もあります。
チャクラから選ぶ
チャクラと精油も対応します。より活性化させたいチャクラに対応する精油を選ぶと、それを助けてくれます。また、今の自分の課題点に対応するチャクラをチェックして、対応する精油を選ぶこともできます。
天然石との関係から選ぶ
精油と同じエネルギーをもつ多くの天然石が存在します。自分が身につけている天然石のエネルギーをより高めるために精油を選ぶことができます。効能から天然石と精油を選ぶこともできます。
3. 注意点をチェック
どんな精油を選ぶかが決まったら、精油の限度量にも気をつけます。特に体に使用する場合には参考にした方がいい数値です。
限度量
香水を作る際、精油には限度量があります。含まれている成分によって、あまり高濃度で使用しない方がいいものも沢山あります。限度量とは、希釈する材料を含めた全体量に対して、何%まで使用していいか、という値になります。例えば、30ml香水を作る時、限度量が1%の場合は3mlまで入れられますが、それ以上は入れない方がいいということです。
4. 更に本格的な香りにする
より本格的はブレンドに仕上げたい場合におすすめのポイントを紹介します。
ノートに気を付ける
香には揮発速度によってノートが分類されています。このノートをバランスよくブレンドすることによって、香りのバランスもとれ、長い間香ります。トップノートが一番揮発速度が高く、一番最初の香りの印象になる香りです。ミドルノートはブレンドの中心となる香り、ベースノートは一番長い間続く香りです。
香の強さを考慮する
香りには、ノートとは別に、強さという特徴もあります。同じ量でもある精油は弱く、ある精油はとても強く感じます。一滴入れただけでその香りしか香らなくなってしまうくらい強い香りのものもあります。このサイトでは、香りの強弱を分類し数値化しています。
時間ごとに香りをチェック
実際にブレンドが出来上がったら、ブレンドをムエット等に垂らし、時間ごとの香り方を確認します。精油を垂らした直後、30分後、数時間後、数日後・・・チェックすると全く違う香りになることが分かります。そこからまた好みの香りになりように微調整をしていきます。
次はこれを要チェック
注意点&免責事項:アロマセラピーは医療ではありません。ここに掲載されている内容は、精油や植物油、芳香蒸留水などの効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。