フェヌグリークの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
フェヌグリークの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:胃腸の不調に
名前 | フェヌグリーク、fenugreek |
和名 | コロハ(胡廬巴) |
学名・読み方 | Trigonella foenum-graecum [トリゴネラ・フォエヌム-グラエクム] |
科名 | マメ科 |
使用部位 | 種子 |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 水星 |
四大元素 | 風 |
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特徴
フェヌグリークは古くからインドやアフリカで使用されていました。学名のTrigonellaは、ギリシャ語で三角形を意味するtrigononという言葉が由来です。花冠の形が三角形をしていることから来ています。 foenum-graecumは、ラテン語で干し草を意味するfoenum(faenum)とギリシャ語のgraecumの合成語で、牛や馬の餌に使われていたことから来ています。
スピリチュアルなストーリー
フェヌグリークはギリシャ神話では太陽神のアポロと関連付けられていました。 種子を瓶に入れ部屋に置いておくと、お金がたまると言われていました。煮出し液を混ぜた水で掃除をすると、暮らしが豊かになるとも言われました。
フェヌグリークの効果効能
抗炎症、浄化、粘膜保護に優れていて、胃腸のトラブルにいいハーブです。胃の痛み、お腹の痛み、消化不良、食欲不振に効きます。その他、痛風、リウマチ、関節炎、病後の回復のために使われます。子宮の機能を高めたり、月経痛を抑える働きもあります。最近の研究では、血糖値を下げたり、コレステロール値を下げる働きもあることが分かっています。外用としては、傷や湿疹、フランケル症、下肢の潰瘍、皮膚の炎症や柔らかくするために使われます。
作用
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適応
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有効成分
粘液質(ガラクトマンナン)、ステロイドサポニン、フィトステロール、ピリジン型アルカロイド(トリゴネリン)、精油、アミノ酸(リジン、トリプトファン)、食物繊維、油脂など |
注意事項・禁忌
フェヌグリークの粘液質が、他の薬剤の吸収を遅らせる可能性があるため、薬剤を摂取する場合はフェヌグリークの摂取1時間前か数時間後が望ましいとされています。稀にアレルギーを引き起こす可能性があります。血糖値の調節を変化させる可能性があるので、糖尿病の人は専門医のもと使用することが推奨されます。
安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
大量に摂取すると胃腸の不調を引き起こす可能性がある
『ESCOP Monographs』
フェヌグリークの使い方
ティーの飲み方
軽く砕き、小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
月経痛のためのハーブブレンド
フェヌグリーク、カモミールジャーマン、チェストツリー |
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア、料理 |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:フェヌグリーク|Methi
フェヌグリークは、病後の回復期や虚弱体質の人にいいハーブです。特に神経系、呼吸器系、生殖器系が弱っているときに効果的です。オートミール粥にすると、母乳の出をよくし、育毛促進にいいとされています。種子のペーストは、潰瘍や炎症に使われます。バレリアンと一緒に使うと、神経系の強壮になります。消化促進の作用もあります。また、フェヌグリークのスプラウトは、消化不良、肝臓の機能低下、精子の衰弱にいいと言われています。強壮剤として使用する場合は、大さじ1のフェヌグリークの粉末を1カップの温めたミルクに混ぜて毎日飲みます。妊娠中とピッタ過剰の場合は使用しないでください。
学名 | Trigonella foenum-graecum |
使用部位 | 種子 |
ドーシャエネルギー | VK-, P+ |
6つのラサ | 苦味、辛味、甘味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 加熱 |
ヴィパーカ(消化後の味) | 辛味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液、骨髄、神経、生殖器 |
系統 | 消化器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系 |
フェヌグリークを使ったフェイスパックの作り方
フェヌグリークは、フェイスパックとして使うと保湿力がすごいです。インドにてアーユルヴェーダの医師に教えていただいたレシピとなります。是非試してみてください。こちらの記事でも紹介しています。
https://youtu.be/6AsmcDUxfGQ
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