ビルベリーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
ビルベリーの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:眼精疲労に
名前 | ビルベリー、ハイデルベリー、ワートルベリー、bilberry |
和名 | セイヨウスノキ(西洋酸の木)、コケモモ(苔桃)の実 |
学名・読み方 | Vaccinium myrtillus [ワッキニウム・ミルティルス] |
科名 | ツツジ科 |
使用部位 | 果実 |
惑星 | 木星 |
性質 | 熱・乾 |
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特徴
ビルベリーはブルーベリーとよく似た種の植物です。ヨーロッパやアジアを中心に自生する低木です。古くはエリザベス朝の薬剤師が使ったとされています。空軍のパイロットが、ビルベリーを食べると視界が良好になると証言したことから、目にいいハーブとして知られるようになり科学的にも実証されています。学名のmyrtillusは、ギリシャ語でマートルを意味するmyrtosから来ています。ビルベリーの黒っぽい紫の実がマートルに似ていることからと考えられています。
スピリチュアルなストーリー
カルペパーは、ビルベリーを木星が支配するとしました。熱に有効で、特に肝臓と胃の熱を冷ますとしました。ビルベリーで作ったシロップやジャムは、吐き気、しつこい咳、肺の潰瘍などにいいと述べました。
ビルベリーの効果効能
果実には殺菌作用と収斂作用があり、下痢や赤痢に有効です。また、人の網膜にある色素で、夜間視力などをつかさどるロドプシンの再合成速度を速めることが分かっています。眼精疲労への効果もあります。葉をハーブティーとして飲むと、インスリンの産生を増やし、血糖値を低下させます。毛細血管の透過性の亢進を抑制し、血管をフリーラジカルから守ります。そのため、静脈瘤、糖尿病性網膜症、動脈硬化などの生活習慣病にいいとされています。
作用
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適応
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有効成分
カテキン型タンニン、アントシアニン、フラボノイド、ペクチンなど |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中の使用に関しては、いくつかの研究で問題がないという結果が出ています。授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。血液凝固を減少する可能性があります。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
ビルベリーの使い方
ティーの飲み方
小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
口内炎に
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『フィトセラピー植物療法事典』
眼精疲労のためのハーブブレンド
ビルベリー、クランベリー、レモンバーム |
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア |
次はこれを要チェック
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