ブラックコホシュの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
ブラックコホシュの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:天然の女性ホルモン剤
名前 | ブラックコホシュ、black cohosh |
和名 | アメリカショウマ(升麻) |
学名・読み方 | Cimicifuga racemosa [キミキフガ・ラケモサ] |
科名 | キンポウゲ科 |
使用部位 | 根茎 |
ジェンダー | 男性 |
その他のブラックコホシュの記事をチェック: #ブラックコホシュ
特徴
北米が原産で、アメリカの先住民の薬草として古くから使われていました。出産時や蛇にかまれたときに使用していました。学名のCimicifugaは、ラテン語で「南京虫」を表すcimexと、「逃げる」を意味するfugioが合わさった言葉です。悪臭がひどく、南京虫も逃げてしまうことから来ていると言われています。racemosaは、ラテン語で「房の多い」を意味するrasemosusが語源です。racemusはブドウの総称です。この植物がブドウの果実の形のように花を咲かせる(総状花序)ことからきています。
スピリチュアルなストーリー
ブラックホコシュは、落ち歩くことで勇気を与えてくれる力があると信じられていました。また、部屋の周りにまいたり、お風呂に入れることで悪霊から身を守ってくれると言われていました。
ブラックコホシュの効果効能
まだ科学的に解明されていない部分が多いものの、ブラックコホシュは更年期の症状を改善させる働きが顕著なことが分かってきています。エストロゲン様作用があると考えられてきましたが、研究によりブラックコホシュがホルモン量に影響がないことが分かっています。エストロゲンの受容体に働きかける作用があることが有力な説です。更年期における自律神経性の障害や、ほてり、睡眠障害、閉経後の骨粗鬆症など、更年期の症状にとてもいいことが分かっています。月経困難、PMSにもいいと言われています。ブラックコホシュを服用した患者に肝不全が発症したことから、肝臓に良くないと言われたことがありますが、その後の研究でブラックコホシュの肝臓への悪影響はないことが分かっています。
作用
|
適応
|
有効成分
トリテルペン配糖体(アクテイン、シミシフゴシド)、イソフラボン(フォルモノネチン)、タンニン、精油など |
注意事項・禁忌
妊娠中・授乳中の使用に関しては注意が必要です。
安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中の使用は推奨されない
『The ABC Clinical Guide to Herbs』
ブラックコホシュの使い方
ティーの飲み方
小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
軽度の更年期障害に
|
『フィトセラピー植物療法事典』
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア |
次はこれを要チェック
注意点&免責事項:ここに掲載されている内容は、植物の治療や薬としての有効性を保証するものではありません。日々進化していく全ての情報を網羅しきれていない場合もございます。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談してください。