マレインの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
マレインの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:咳や痰、喘息に
名前 | マレイン、マーレイン、ムレイン、mullein |
和名 | ビロードモウズイカ(毛蕊花) |
学名・読み方 | Verbascum thapsus [ウェルバスクム・タプスス] |
科名 | ゴマノハグサ科 |
使用部位 | 花、葉 |
ジェンダー | 女性 |
惑星 | 土星 |
四大元素 | 火 |
性質 | 乾 |
チャクラ | 第6チャクラ |
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特徴
ヨーロッパ、アジア、北アフリカが原産の二年生の植物です。高さは2メートル以上になる、細長い植物です。アメリカの先住民は、咳の治療に使用したり、失神した人の意識を回復させることに使用したと言われています。学名のVerbascumは、ラテン語で「ひげ」を意味するbarbaが由来です。地上部全体が毛に覆われていることからきています。
スピリチュアルなストーリー
マレインはローマ神話では最高神ユーピテルと関連付けられていました。そのため勇気や守護、愛情と結びつけられます。マレインを持って自然の中にいくと、野生動物から身を守ってくれるとか、枕に詰めて寝ると悪夢から守ってくれると信じられていました。ドアや窓に吊るすとマイナスなエネルギーから家庭を守ると言われていました。また、マレインを持ち歩くと勇気が出たり、異性を引き寄せるとも言われていました。カルペパーは、煎じ汁はヘルニア、けいれん、しつこい咳にいいとしました。乾燥させた花は、腹痛やさしこみに効くとしました。
感情面にもたらす効果
マレインは第6チャクラに対応する直観的なビジョンと関わると言われています。感情ではなく、神聖な意味での自分の願望に耳を傾けたいとき、マレインが助けになります。
マレインの効果効能
マレインは呼吸器系の不調に働きかけるハーブです。科学的にまだ解明されていないことが多いですが、 肺と呼吸器の粘膜に働きかけ、痰を排出します。風邪の症状、喘息、咳、気管支炎、花粉症にいいと言われています。ドイツでは小児科で呼吸器系疾患にマレインが使われれることがあります。ハーバリストは中耳炎にマレインを処方することがあります。近年インフルエンザ・ヘルペス・結核への効果が科学的に分かってきて注目されています。
作用
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適応
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有効成分
粘液質(キシログルカン、アラビノガラクタン)、イリドイド配糖体(アウクビン)、サポニン(バーバスコサポニン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、フィトステロールなど |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。抽出物がきちんとろ過されていない場合、マレインの葉の細かい毛が、口やのどを刺激することがあります。種子は有毒などで使用禁止です。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
マレインの使い方
ティーの飲み方
小さじ2をお湯に入れ、7分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
風邪の症状に
マレイン、エルダーフラワー、マーシュマロウ |
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア、ヘアケア |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:マレイン
マレインは、鼻孔と肺のつまりや熱を取り除くことに優れたハーブです。気管支とリンパを綺麗にし、蓄積したカパを取り除きます。特におたふく風邪、耳の痛み、炎症による腫れに有効です。花は鎮痛と神経の鎮静に優れます。神経系の炎症を抑え、刺激をやわらげます。花から作ったオイルは消炎と鎮静にとてもいいです。ヴァータ過剰の時の使用には注意してください。
学名 | Verbascum thapsus |
使用部位 | 葉、花 |
ドーシャエネルギー | PK-, V+ |
6つのラサ | 苦味、渋味、甘味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 冷却 |
ヴィパーカ(消化後の味) | 辛味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液、骨髄、神経 |
系統 | 呼吸器系、神経系、循環器系、リンパ系 |
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