ディルの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
ディルの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:リラックスに
名前 | ディル、dill |
和名 | イノンド(蒔蘿) |
学名・読み方 | Anethum graveolens [アネトゥム・グラウェオレンス] |
科名 | セリ科 |
使用部位 | 果実(一般的に種子として知られている部分) |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 水星 |
四大元素 | 火 |
性質 | 熱・乾 |
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特徴
ディルは古くから各地で様々に使用されていました。学名のAnethumは、ギリシャ語で「上」を表すanaと、「燃える」を表すaithoが組み合わさってできた、ディルを表すanethonが由来です。種子が刺激的なことから来ています。graveolensは、ラテン語で「重くきつい」を意味するaravisと「匂いがする」という意味のolensが組み合わさっています。dillという名前は「なだめる、なめらか」といった意味のゲルマン語が由来と言われていて、その名の通り鎮静作用があるハーブとして古くから飲まれていました。お腹が張って痛い時に子供に飲ませていたハーブです。
スピリチュアルなストーリー
守護や金運の力があると信じられてきました。ディルをドアに吊るすと家を守ってくれたり、嫌な人を寄せつけなくしてくれるとされました。また、種子が多いことが金運と結びつけられてきました。カルペパーは水星が支配するハーブとし、脳を活性化すると述べました。煮たものを内服すると、脹れや痛みをやわらげ、子宮や胃の下垂を防ぐとしました。煎じ汁の湯気の上に座ることで、子宮の痛みやガスの症状にいいとしました。
ディルの効果効能
穏やかな鎮静作用があります。リラックス時や子供をなだめる時にいいと言われています。授乳中は母乳の出をよくします。胃腸の調子を整えたり、腸内ガスを排出する作用もあります。爪に栄養を与えてくれるので、ディルを煮出し、ネイルオイルやハンドバスに応用できます。
作用
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適応
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有効成分
キサントン配糖体、精油など |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。まれにアレルギーを引き起こすことがあります。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
ディルの使い方
ティーの飲み方
小さじ1を潰し、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
母乳の出を良くするハーブブレンド
ディル、ダンデライオン、ミルクシスル |
おすすめの使い方
ハーブティー、ネイルケア、ホームケア、バス、料理 |
次はこれを要チェック
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