シナモンの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
シナモンの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:血行促進、消化促進に
名前 | シナモン、cinnamon |
和名 | ケイヒ(桂皮)、ニッケイ(肉桂)、ニッキ |
学名・読み方 | Cinnamomum zeylanicum [キンナモムム・ゼイラニクム] |
科名 | クスノキ科 |
使用部位 | 樹皮 |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 太陽 |
四大元素 | 火 |
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特徴
樹高13m程になる高木です。世界の3大スパイスとして、クローブ、ペッパーと共に広く知れ渡っています。古代エジプトでは、防腐作用と殺菌作用が知られ、ミイラを保存する薬剤として使用していました。
スピリチュアルなストーリー
ローマ神話では女神ヴィーナスと結びつけられていました。古代ヘブライ人はシナモンを聖油の1つとして扱っていました。古代ローマでは寺院の装飾に使われ、エジプトではミイラの防腐剤として使用されました。古くから色々な文化で重宝されていました。高い次元へのエネルギーと調和すると考えられていました。治療の効果を高めたり、金運を引き寄せたり、悪いものから守ってくれると言われています。
シナモンの効果効能
血行促進に優れるので、冷え性の人におすすめのハーブです。悪寒や発熱時にもいいです。粘液の排出を促進するので、同時に風邪の症状も緩和してくれます。また、消化促進の作用にも優れるので、食後に飲むことで胃腸をサポートしてくれます。吐き気や消化不良、お腹の張りも解消してくれます。
作用
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適応
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有効成分
精油、タンニン、オリゴメリックプロシアニジン、クマリンなど |
注意事項・禁忌
授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。アレルギーや感作反応が起こる可能性があります。血糖値を変化させる可能性があるので、糖尿病を持つ人は医師に相談してください。
安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
シナモン、シナモンバーク、シンナムアルデヒドにアレルギーを持つ人は禁忌
『ESCOP Monographs』
シナモンの使い方
ティーの飲み方
スティックは砕き、3分煮出し、7分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
冷えのためのハーブブレンド
シナモン、ジンジャー、ローズマリー |
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア、芳香浴、料理 |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:シナモン|tvak
シナモンは、血液循環を増加かせ、調和させるスパイスです。風邪やインフルエンザの時の発汗や去痰に効果的です。歯痛や筋肉痛をやわらげる作用もあります。心臓を強くし、腎臓を温め、アグニを促進させます。ジンジャーよりピッタを増やさず、特にヴァータタイプの人にいいです。カルダモン、シナモン、月桂樹の3つのブレンドは、消化促進にとてもいい組み合わせです。
学名 | Cinnamomum zeylanicum |
使用部位 | 樹皮 |
ドーシャエネルギー | VK-, P+ |
6つのラサ | 辛味、甘味、渋味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 加熱 |
ヴィパーカ(消化後の味) | 甘味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液、筋肉、骨髄、神経 |
系統 | 循環器系、消化器系、呼吸器系、泌尿器 |
東洋医学からみた使い方
生薬名:桂皮|ケイヒ
桂皮は、シナモンカッシアという種類を使用する為、西洋のメディカルハーブとは少し異なります。種小名が違う植物です。詳しくは桂皮のページで解説しています。
学名 | Cinnamomum cassia |
使用部位 | 樹皮 |
生薬名:桂枝|ケイシ
桂枝は、シナモンカッシアの枝を使う生薬です。詳しくは桂枝のページで解説しています。
学名 | Cinnamomum cassia |
使用部位 | 小枝 |
次はこれを要チェック
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