Herbs,  各ハーブの効能

シナモンの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

シナモンの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. シナモンの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方
  7. 東洋医学からみた使い方



キーワード&データ

キーワード:血行促進、消化促進に

名前 シナモン、cinnamon
和名 ケイヒ(桂皮)、ニッケイ(肉桂)、ニッキ
学名・読み方 Cinnamomum zeylanicum [キンナモムム・ゼイラニクム]
科名 クスノキ科
使用部位 樹皮
ジェンダー 男性
惑星 太陽
四大元素

その他のシナモンの記事をチェック: #シナモン

特徴

樹高13m程になる高木です。世界の3大スパイスとして、クローブ、ペッパーと共に広く知れ渡っています。古代エジプトでは、防腐作用と殺菌作用が知られ、ミイラを保存する薬剤として使用していました。

スピリチュアルなストーリー

ローマ神話では女神ヴィーナスと結びつけられていました。古代ヘブライ人はシナモンを聖油の1つとして扱っていました。古代ローマでは寺院の装飾に使われ、エジプトではミイラの防腐剤として使用されました。古くから色々な文化で重宝されていました。高い次元へのエネルギーと調和すると考えられていました。治療の効果を高めたり、金運を引き寄せたり、悪いものから守ってくれると言われています。

シナモンの効果効能

血行促進に優れるので、冷え性の人におすすめのハーブです。悪寒や発熱時にもいいです。粘液の排出を促進するので、同時に風邪の症状も緩和してくれます。また、消化促進の作用にも優れるので、食後に飲むことで胃腸をサポートしてくれます。吐き気や消化不良、お腹の張りも解消してくれます。

作用

  • 消化促進作用
  • 駆風作用
  • 抗菌作用
  • 血糖調整作用

適応

  • 消化不良
  • 鼓脹
  • 吐き気
  • 発熱

作用の意味一覧

有効成分

精油、タンニン、オリゴメリックプロシアニジン、クマリンなど

注意事項・禁忌

授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。アレルギーや感作反応が起こる可能性があります。血糖値を変化させる可能性があるので、糖尿病を持つ人は医師に相談してください。

安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
シナモン、シナモンバーク、シンナムアルデヒドにアレルギーを持つ人は禁忌

『ESCOP Monographs』

シナモンの使い方

ティーの飲み方

スティックは砕き、3分煮出し、7分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

冷えのためのハーブブレンド

シナモン、ジンジャーローズマリー

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア、芳香浴、料理

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:シナモン|tvak

シナモンは、血液循環を増加かせ、調和させるスパイスです。風邪やインフルエンザの時の発汗や去痰に効果的です。歯痛や筋肉痛をやわらげる作用もあります。心臓を強くし、腎臓を温め、アグニを促進させます。ジンジャーよりピッタを増やさず、特にヴァータタイプの人にいいです。カルダモン、シナモン、月桂樹の3つのブレンドは、消化促進にとてもいい組み合わせです。

学名 Cinnamomum zeylanicum
使用部位 樹皮
ドーシャエネルギー VK-, P+
6つのラサ 辛味、甘味、渋味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 加熱
ヴィパーカ(消化後の味) 甘味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、血液、筋肉、骨髄、神経
系統 循環器系、消化器系、呼吸器系、泌尿器

アーユルヴェーダの基本 ドーシャ ドーシャの体質診断

東洋医学からみた使い方

生薬名:桂皮|ケイヒ

桂皮は、シナモンカッシアという種類を使用する為、西洋のメディカルハーブとは少し異なります。種小名が違う植物です。詳しくは桂皮のページで解説しています。

学名 Cinnamomum cassia
使用部位 樹皮

生薬名:桂枝|ケイシ

桂枝は、シナモンカッシアの枝を使う生薬です。詳しくは桂枝のページで解説しています。

学名 Cinnamomum cassia
使用部位 小枝




次はこれを要チェック

ハーブの効果効能一覧 各ハーブの育て方 精油の作用一覧 植物油脂の種類一覧 フローラルウォーター一覧




注意点&免責事項:ここに掲載されている内容は、植物の治療や薬としての有効性を保証するものではありません。日々進化していく全ての情報を網羅しきれていない場合もございます。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談してください。

参考文献をみる