ヤロウ(ヤロー)の効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
ヤロウの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:傷や消化不良に
名前 | ヤロウ、ヤロー、yarrow |
和名 | セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草) |
学名・読み方 | Achillea millefolium [アキレア・ミレフォリウム] |
科名 | キク科 |
使用部位 | 葉・花 |
ジェンダー | 女性 |
惑星 | 金星 |
四大元素 | 水 |
性質 | 寒・乾 |
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特徴
ヤロウは草丈1m程になる多年草です。ヨーロッパが原産で、小さな白い花を咲かせます。学名のAchilleaはギリシャ神話のアキレスが、ヤロウを兵士の止血に使用したことに由来しています。millefolium は、ラテン語で「1000」を意味するgearweが由来です。葉が細かく分かれていることからきています。
スピリチュアルなストーリー
ヤロウを持っていると、恋愛を引き寄せたり、会いたい友人や知人を引き寄せてくれると言われていました。また、ネガティブなエネルギーを浄化してくれ、それは空間やモノ、人など様々な場合に有効と信じられていました。カルペパーは、軟膏として使うと炎症を起こした傷にいいとしました。白ワインで煮た煎じ汁は、月経や下血を止めるとしました。
ヤロウの効果効能
ヤロウは様々な効能が期待できます。胃、腸、胆系の機能障害からの食欲不振や消化不良に使われます。肝臓の疾患に対する科学的な詳細はまだ分かっていないものの、強壮矯味薬としての作用、消炎、駆風、鎮痙作用により、肝臓病の上腹部の障害に有効とされています。発汗作用があるので、熱を伴う風邪などの感染症に効きます。外用としては、軽いけがや火傷に使用すると、止血され早く治ると言われています。治りにくい傷や皮膚の炎症にも効果的です。月経困難症や、自立神経の障害による婦人科系のトラブルにも使われます。生理痛や自律神経系の緊張には坐浴が推奨されています。
作用
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適応
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有効成分
精油、苦味アルカロイド(アキレイン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン、クマリン類など |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。キク科アレルギーの人は注意してください。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
『ESCOP Monographs』
ヤロウの使い方
ティーの飲み方
小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
月経困難症に
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『フィトセラピー植物療法事典』
血行改善のためのハーブブレンド
ヤロウ、エルダーフラワー、ジンジャー |
おすすめの使い方
ハーブティー、スキンケア、ホームケア、バス |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:ヤロウ|Gandana
ヤロウは、収れん作用と鎮痙作用に優れ、身体を冷ます発汗や解熱にいいハーブです。風邪、インフルエンザ、感染症の時の、熱や炎症が辛いときに向きます。また、体内、体外ともに出血を抑えます。月経過多や月経痛を緩和します。ヤロウはピッタの過剰、胆汁、消化器系の炎症を減少させます。そして粘膜を増強させることを助けます。鎮静と神経への作用があるので、明晰性や直観力を与えてくれます。ペパーミントとのブレンドは発汗によく、セージとのブレンドは収れんや神経の鎮静にいいです。カモミールとのブレンドは腹痛に効果的です。ヴァータ過剰の時の使用には注意してください。
学名 | Achillea millefolium |
使用部位 | 葉、花 |
ドーシャエネルギー | PK-, (過剰摂取の場合V+) |
6つのラサ | 苦味、渋味、辛味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 冷却 |
ヴィパーカ(消化後の味) | 辛味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液、筋肉 |
系統 | 循環器系、呼吸器系、消化器系 |
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