レッドクローバーの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
レッドクローバーの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:体内の毒素を浄化
名前 | レッドクローバー、クローバー、red clover |
和名 | ムラサキツメクサ(紫詰草)、アカツメクサ(赤詰草) |
学名・読み方 | Trifolium pratense [トリフォリウム・プラテンセ] |
科名 | マメ科 |
使用部位 | 花、全草 |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 水星 |
四大元素 | 風 |
その他のクローバーの記事をチェック:#クローバー
特徴
草丈60cm程の多年草です。ヨーロッパが原産です。浄化のハーブとして古くから使われていました。胸部、卵巣、リンパ腺のがん治療にも使用されていました。学名のTrifoliumは、ラテン語で「3つの」を言いするtriと、「葉」を意味するfoliumの合成語です。3つの葉をつけることからきていて、シャジクソウ属を示します。pratenseは、レッドクローバーが草原でよく見られることから、ラテン語で「草原」を意味するpratumが語源となっています。
スピリチュアルなストーリー
レッドクローバーはクローバーの一種です。四葉のクローバーを見つけると縁起がいいと言われているように、レッドクローバーにも昔から守護、恋愛運、金運を高めてくれるものとして考えられていました。特に、2葉のクローバーは恋人が見つかる、3葉はお守りとして、4葉は金運やスピリチュアルな力を高めるものだそうです。
感情面にもたらす効果
レッドクローバーは、感情を抑えがちな人、否定的な考えを消せない人に向いているハーブです。悲しみや心配、恨みなどの感情を解き放つことができずに、ずっと心の奥底に抱いてしまっている人に対して助けになります。こういった蓄積された感情が、悪性の癌を引き起こすことがあると考える意見もあります。希望がないと感じる状況でも、光を見出し前向きな気持ちを保つ力を与えてくれます。
レッドクローバーの効果効能
呼吸器系に作用し、咳や気管支炎にいいと言われています。浄化作用に優れているため、肌トラブルにも有効です。湿疹や皮膚炎など様々なトラブルに作用します。最近になって注目を集めているエストロゲン様作用は、更年期やPMSに症状にも効きます。
作用
|
適応
|
有効成分
フラボノイド、フェノール類、クマリン、イソフラボン、サリチル酸塩など |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
レッドクローバーの使い方
ティーの飲み方
花を5つ程潰して、7分煮出す。
症状別ハーブの使い方
肌荒れのためのハーブブレンド
レッドクローバー、カレンデュラ、ネトル |
おすすめの使い方
ハーブティー、スキンケア、ホームケア、バス |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:レッドクローバー|Vana-methika
レッドクローバーは、血液の浄化をしてくれるハーブです。マイルドに作用するので、日常使いや長期間の使用にも向いています。血液の浄化が必要な、子供、お年寄り、虚弱気味の状態の人にも使えます。沢山の量を使うか、抗腫瘍作用のあるハーブとブレンドすることで、癌にも有効です。乾燥肌の洗浄にも向いています。咳、気管支炎、感染症にも有効ですが、より強い効果を得たい場合は、エキナセアやバーベリーとブレンドします。
学名 | Trifolium pratense |
使用部位 | 花 |
ドーシャエネルギー | PK-, V+ |
6つのラサ | 苦味、甘味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 冷却 |
ヴィパーカ(消化後の味) | 辛味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液 |
系統 | 循環器系、呼吸器系、リンパ系 |
和ハーブとしての使い方
和名:白詰草|シロツメクサ
西洋のメディカルハーブとは種小名が異なり近縁種となります。日本全域に生息し、稀にみられる四葉のクローバーは幸運のシンボルとして有名です。日本には江戸時代に渡来したと言われています。薬草としては、5~10月に採取された全草を乾燥させて用いられます。煎じたものは、風邪、痛風などの体質改善にいいと言われています。
学名 | Trifolium repens |
使用部位 | 全草 |
成分 | タンニン、フラボノイド(クエルセチン)など |
作用 | 止血作用、去痰作用、鎮静作用 |
適応 | 出血、胆、風邪、吹き出物、痛風など |
次はこれを要チェック
注意点&免責事項:ここに掲載されている内容は、植物の治療や薬としての有効性を保証するものではありません。日々進化していく全ての情報を網羅しきれていない場合もございます。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談してください。