セージの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
セージの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:収れんや抗菌に
名前 | セージ、コモンセージ、sage、common sage |
和名 | ヤクヨウサルビア(薬用サルビア) |
学名・読み方 | Salvia officinalis [サルウィア・オフィキナリス] |
科名 | シソ科 |
使用部位 | 葉 |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 木星 |
四大元素 | 風 |
性質 | 熱、乾 |
チャクラ | 第5チャクラ |
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特徴
樹高80cm程になる低木です。古くから魔除けや浄化に使用されていました。17世紀に中国のお茶が伝わるまで、セージはヨーロッパでよく飲まれる健康茶でした。イギリスでは「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」と言われるほど万能薬とされていました。ラテン語で「救う」を意味するsalvareがセージの名前の由来と言われています。
スピリチュアルなストーリー
セージは昔から不死や長寿と結びつけられてきました。他にも、セージを持ち歩くことで、金運アップになるとも言われていました。願い事を書いたセージの葉を枕の下に置いて寝て、願い事の夢を見ると、その願いがかなうとも言われていました。カルペパーは、肝臓に効果があり、血液を増やすとしています。そして傷の出血を止血し、潰瘍をきれいにするとしています。酢とセージの汁液を混ぜたものは感染症の特効薬とされていました。
感情面にもたらす効能
セージは喉の第5チャクラに働きかけます。そのため、言いたいことを言葉で表現できない人、言語障害がある人などに向いています。自分の創造性に対する不安があったり、創造性に対して妨害がある時にも使えます。お香やエッセンシャルオイルを部屋に焚いても効果的です。
セージの効果効能
サルビアタンニンの収れん作用によって、月経過多、多汗、母乳の分泌抑制にいいことが分かっています。さらに虚力な抗菌作用、抗真菌作用もプラスされ、口腔内の炎症や風邪による痛みや喉の腫れにも有効です。うがい薬として使用すると、喉の傷みや歯肉炎、口内炎を緩和します。ホットフラッシュなどの更年期の様々な症状にも効きます。
作用
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適応
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有効成分
フラボノイド(ルテオリン)、精油、フェノール酸、カルノソールなど |
注意事項・禁忌
伝統的に母乳を抑制させるために使われているため、授乳を続けたい人は授乳中の使用を避けた方がいいです。ESCOP Monographsでは授乳中も良くないとされています。
安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
安全性クラス : 2d(注釈にあるような他の特定の使用制限がある)
推奨用量を超えて使用しない(標準的な使用量は乾燥させた茶葉で3~12g)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中の使用は推奨されない
『ESCOP Monographs』
セージの使い方
ティーの飲み方
小さじ2をお湯に入れ、7分蒸す。
症状別ハーブの使い方
口内炎など、のどの粘膜障害
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『フィトセラピー植物療法事典』
更年期のハーブブレンド
セージ、アンジェリカ、レッドクローバー |
おすすめの使い方
ハーブティー、スキンケア、ホームケア、ヘアケア、バス |
アーユルヴェーダからみた使い方
名前:セージ
セージは過剰な分泌液を減らす作用に優れています。例えば、特に寝汗のような、過剰な汗の分泌を抑えます。鼻や肺の粘液の過剰分泌や唾液を抑えます。母乳や精液の分泌も抑えるはたらきがあります。痛みや潰瘍を乾かし、止血します。このような働きの根本は過剰なカパを抑えることです。ホットで飲むと、より発汗や去痰作用が働き、カパやヴァータを静めます。冷やして飲むと、より収れんや利尿作用が高まり、ピッタを静めます。ブリングラージとゴツコラとブレンドすると、育毛促進にもいいと言われています。また、精神面での鎮静作用にも優れます。感情的な障害を取り除き、穏やかさと明晰性を与えてくれます。行き過ぎた欲望や激情を静めてくれます。
学名 | Salvia officinalis |
使用部位 | 葉 |
ドーシャエネルギー | KV-, (過剰摂取の場合P+) |
6つのラサ | 辛味、苦味、渋味 |
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) | 加熱(少しだけ) |
ヴィパーカ(消化後の味) | 辛味 |
ダートゥ(組織への影響) | リンパ、血液、神経 |
系統 | 呼吸器系、消化器系、神経系、循環器系 |
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