タイムの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
タイムの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:抗菌や呼吸器系の不調に
名前 | タイム、コモンタイム、thyme |
和名 | タチジャコウソウ(立麝香草) |
学名・読み方 | Thymus vulgaris [ティムス・ウルガリス] |
科名 | シソ科 |
使用部位 | 全草 |
ジェンダー | 女性 |
惑星 | 金星 |
四大元素 | 水 |
性質 | 熱、乾 |
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特徴
タイムは30~40cmほどになる低木です。沢山の種類があるますが、Thymus vulgarisが一番一般的です。昔から「勇気」のシンボルとされていて、ヨーロッパでは戦いの際にタイムを持ったと言われています。古くから子宮機能のトラブルに用いられてきた歴史があり、「マザータイム」とも呼ばれます。胸腺は英語でThymusですが、タイムの種子束を連想させることから来ています。
スピリチュアルなストーリー
タイムは健康を促進すると言われていて、燃やしたり、葉を身につけるといいと言われています。また、浄化にもよく、古くから寺院を清めたり、儀式の前などにタイムを燃やして場の浄化をしていました。カルペパーは、肺を強くするハーブとして、子供の百日咳にいいとしました。去痰し、息切れを治すとしました。月経を促し、安全な分娩を促進し、産後のケアにもいいと論じました。
感情面にもたらす効果
タイムは、人生における最も暗い夜明け前のような時期に向いているハーブです。どん底を感じている時、全て失ったと感じる時、見込みがないと思う時、死別や悲劇に見舞われた時などです。こんな時にタイムは持ちこたえる強さと勇気を与えてくれます。全ては闇から光へ変換します。その変換の時期を乗り越える力をもたらしてくれます。
タイムの効果効能
タイムは抗菌作用にとても優れたハーブです。特にそれは呼吸器系の不調に効果的で、サポニンという成分が、痰を取り除いてくれます。気管支炎や喘息にも有効です。殺菌作用にも優れ、風邪やインフルエンザ、胃腸炎などの感染症にもいいと言われています。免疫力を高めてくれるので、弱った体に最適です。 肌には水虫や傷の消毒にも有効です。マウスウォッシュとして使用すると、口臭予防が期待できます。
作用
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適応
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有効成分
精油、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、タンニン、サポニンなど |
注意事項・禁忌
授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。まれにアレルギー反応が、ローズマリーやオレガノへの交差反応とともに起こる可能性があります。
安全性クラス : 2b(妊娠中に使用しない)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
妊娠中・授乳中は、専門医のアドバイスのもと使用すべき
『ESCOP Monographs』
タイムの使い方
ティーの飲み方
小さじ1をお湯に入れ、5分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
咳を抑える
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『フィトセラピー植物療法事典』
やる気を起こすハーブブレンド
タイム、ペパーミント、レモンバーム |
おすすめの使い方
ハーブティー、ホームケア、バス、芳香浴、料理 |
次はこれを要チェック
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