12, ウッタラパルグニ(Uttara Phalguni)の意味|ナクシャトラの解説|インド占星術・ジョーティッシュ・ヴェーダ
ナクシャトラとは、地球から見た月の通り道である白道をを27に分けたものです。ナクシャトラ自体の説明は下記のナクシャトラのページをご覧ください。ここではナクシャトラの12つ目、ウッタラパルグニの説明をしていきます。
目次
ウッタラパルグニの意味
精神的な成長の準備のための魂の休息場所
一つ前のプールヴァパルグニとウッタラパルグニは本来、ベッドのように見える4つの星から出来ている一つのナクシャトラですが、27つのナクシャトラの観点から2つに分かれています。そのため目的は似ているところもありますが、特徴的な違いもあります。ウッタラパルグニは男性的なエネルギーで、プールヴァパルグニは女性的なエネルギーを持ちます。Phalは果実、Guniは良い性質とつながることを意味します。そのため、パルグニは良い行いの果実(結果)を与えてくれるナクシャトラです。Uttaraは北を意味し、パルグニのナクシャトラの北のパートを意味します。このナクシャトラは私たちの望みを物質的なレベルで叶える可能性を持っています。ウッタラパルグニはスピリチュアルな性質を高める準備をしているので、より高い波動を放っています。
ウッタラパルグニのパーソナリティー
月のナクシャトラがウッタラパルグニの人のパーソナリティーを説明していきます。インド占星術では全ての惑星がどのナクシャトラに位置するかを見ますが、その中でも特に月のナクシャトラは重要視されていて、パーソナリティーにも影響を与えます。自分の月のナクシャトラをチェックしたい場合はこちら
ウッタラパルグニの人にとって、高貴さ、寛大さ、友情は非常に大切です。一度関係を築くと長続きします。彼らは人道主義であり、世界中のすべての苦しみを癒したいと望むような心を持っています。見返りを求めずに他の人を助けることができ、自分のことは全て自分で行いたい人です。社会的な活動から尊敬を集めます。「美」にも興味を持ち、特に社会的側面を持った芸術に興味がある人が多いでしょう。礼儀正しく忠実な性格です。将来の計画を立てることが得意です。とても野心家で、望むものは全て満たしていきます。細かいことは好きではありません。安定が好きなので、あまり職を転々とすることは好きではありません。いつも何かを学ぶ準備ができていて、その性質により成功します。感情的な部分もあり、怒りが出ると落ち着くのに時間がかかるかもしれません。自分で得た富とパワーを使って、人々を助けていきます。そして誠実で正直な人生を楽しみます。
更に専門的にウッタラパルグニの特徴を知りたい人は下へ進んでください。
ウッタラパルグニのデータ
※インド占星術の星座はサイデリアル方式のため、一般的な西洋占星術の星座とは位置にズレがありますのでご注意ください。
名前 | Uttara Phalguni |
読み方 | ウッタラパルグニ、ウッタラパールグニー、など |
天文学の星 | しし座β星=デネボラ |
星座の対応 | しし座 26°40′ – おとめ座 10°00′ |
支配星 | 太陽 |
神様 | Aryaman |
シンボル | ベッドの足 |
人生の目的 | モークシャ |
動物 | 牛 |
ジェンダー | 男 |
ドーシャ | ヴァータ |
エレメント | 火 |
グナ | タマスーラジャスーサットヴァ |
カースト | クシャトリヤ |
ガナ | Nara(人間) |
方角 | 東 |
音 | Tay, To, Paa, Pee |
色 | 鮮やかな青 |
身体 | 左手 |
鉱物 | ルビー |
ラッキーナンバー | 1 |
パダ|Padas
Pada 1 | いて座 |
Pada 2 | やぎ座 |
Pada 3 | みずがめ座 |
Pada 4 | うお座 |
ウッタラパルグニの特徴詳細
支配星:太陽
太陽は創造性の象徴で、個々のカルマの知識を創造性の中にもたらします。太陽はまた、権威、パワー、活力を表します。ウッタラパルグニは魂に、自分自身の弱点だけでなく、この限られた運命によって課された制限も認識させてくれます。ウッタラパルグニの人は、完璧さ、魂の成熟、行いの結果の為に働き、純粋な物質的な役割から脱却しようとします。しかし、彼らの幸福は物質的なゴールとの融合にあり、それに苦しむことではありません。
神様:Aryaman
アリヤマンは太陽の神で、アディティの息子の一人です。アリヤマンはリーダーシップの性質がとても有名で、騎士道の精神を持ち、名誉があり、高貴で、社会をまとめます。彼は伝統、習慣、宗教を守り、結婚や社会の儀式を統治します。そのため、ウッタラパルグニは、物質的な生活の質と、物質的な世界でスピリチュアルな原則に従って生きることを考えています。ウッタラパルグニの人は、これからやってくる膨大な課題によって、自分の野望が制限されることを分かっています。そして逆境に直面する勇気と、すべての可能性に対して努力する能力を与えられています。アリヤマンは目を象徴しています。それは洞察力、実践的な現実を超えて見る能力を意味します。彼はこの人生を正しく生きたいと思っています。それは特にしし座のウッタラパルグニでより顕著になります。
シンボル:ベッドの脚
ベッドの4つの脚は魂の性的なエネルギーと下向きのエネルギーの流れを象徴しています。そして各脚は、魂が関わる肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体の4つのレイヤーを象徴しています。このレイヤーは、パルグニのナクシャトラにいる間、進化する魂を包んでいます。4という数字は他にも、ブラフマーの4つの頭、4つの重要な方向、4つのヴェーダを意味しています。
動物:牛
ナンディ―(ナンディン)はシヴァの乗り物である雄の牛で、シヴァを守る関係性にありました。そのことが神話でも語られています。不死の薬のアムリタの創造の間、乳海攪拌が行われていた時、ヴァースキという蛇がロープになり、一方は神に、一方は悪魔に引っ張られていました。ヴァースキは興奮して毒を吐きました。神々は創造が終わったと思い、すべてが無くなったと思いましたが、シヴァがそれを飲むことで毒を排除していました。シヴァが毒を飲んでいる間、一部が床に落ちましたが、ナンディ―がそれを飲んでくれました。神々はナンディ―は死んでしまうと思いましたが、心がとてもピュアだったので毒を飲むことができ、彼は世界を救うことができました。ウッタラパルグニの人はこのように献身と毒に対処する能力があり、そのおかげで社会や世界が繁栄することができます。
人生の目的:モークシャ
ウッタラパルグニは、人生の物質的な側面と完全に関係しているナクシャトラです。より大きな視野を知っているウッタラパルグニの人にとって、この物質的な経験だけでは十分でないと分かっていて、それがモークシャへのモチベーションに繋がります。支配星の太陽は、永遠の繋がりを象徴し、ウッタラパルグニの人が地球でカルマの報酬を得ながらモークシャに向かっていく助けをしてくれます。ウッタラパルグニは魂を地球に縛られた役割に導きます。個人は、魂が地球上のカルマを表現するためのパイプとなり、スピリチュアルな道はその責任を適切に果たすことに繋がります。人生での経験は決して容易ではないと感じることもあります。モークシャへ向かうスピリチュアルな道でカルマを表現するために勇気が必要な時もあります。しかし、最終的な結果は良いものです。この経験が魂を成長させ、次のレベルのスピリチュアルな成長の準備となります。
星座:しし座とおとめ座
ウッタラパルグニ | |||
しし座 | おとめ座 | ||
1パダ | 2パダ | 3パダ | 4パダ |
いて座 | やぎ座 | みずがめ座 | うお座 |
ウッタラパルグニはしし座とおとめ座に対応しています。しし座では、達成感や安心感がありますが、おとめ座では欲望に対して疑問が生まれます。しし座のウッタラパルグニでは、完璧な感覚があり、神権の感覚を与え、破壊的に受け入れられる方法でよいクオリティーの体験をし、関係性を築き、人生を楽しむ必要性を与えてくれます。おとめ座はサンスクリット語でKanyaと言い、処女、もしくは少女を意味します。少女にとっての主なことは成長です。少女が人生に関わり始める瞬間に、少女から女性へと成熟します。ここにおとめ座の衝動の複雑さがあります。おとめ座のウッタラパルグニは、常に自分の基準に達していない感覚があります。どのようになればベストなのか、という思考による分析が、より大きなビジョンを曖昧にしてしまうことがあります。おとめ座は水星が支配星で、水星と太陽はいつも近い場所を動いています。つまり常に太陽の引力を受けていることになります。これは魂の神聖なメッセージを継続的に受け取れることを意味し、これがおとめ座のウッタラパルグニの特徴でもあります。
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