妊娠中のアロマセラピー|この5つのポイントを守れば安心
妊娠中のアロマ
アロマセラピーを学んでいると、いたるところで妊娠中は注意!妊娠中は避ける!といった言葉を目にします。妊娠中に間違って使ったらたいへんなことになりそうな気がします。というのも、エッセンシャルオイルには、ホルモンを調整したり、分娩を促進したり、通経作用がある成分を含むものがあります。そのため、そういった成分がある精油は、妊娠中には避けたほうが良いと言われています。しかしポイントをおさえれば、妊娠中も安心して使えます!そのポイント、具体的な精油例、使い方を紹介していきます。
目次
妊娠中にアロマセラピーをする際のポイント
POINT1:マイナーな精油は避ける
精油は世界に300以上の種類が存在すると言われています。沢山あるので、中にはあまり耳にしないものもあります。その中には、効能がまだはっきりわかっていないものも沢山あるのです。そのため、まずはあまり聞いたことのない精油や、ネットでもあまり紹介されていないようなものは控えたほうが無難です。
POINT2:芳香浴は通常でOK!妊娠3ヶ月までは芳香浴を楽しむ
妊娠中には避けるべき精油で紹介されていても、香りで楽しむ芳香浴くらいでしたら全く問題ありません。
注意したいのは、マッサージや沐浴(アロマバス)といった、直接肌から吸収する場合です。その場合妊娠3ヶ月までは、最後に紹介する妊娠中にも使える精油のリストの中から選んで使用してください。全ての精油を使うのを控えたほうが安心という専門家もいます。直接肌から吸収した精油の成分は、すぐに血管から全身にまわります。マッサージを行う場合、妊娠初期はキャリアオイルのみで行うマッサージも、十分な効果が得られます。
POINT3:妊娠4ヶ月以降は限られた精油であればマッサージもOK
妊娠4ヶ月以降は、次にあげる避けたほうがいい精油を除けば、肌から直接成分を吸収するマッサージやアロマバスを楽しめます。安定期に入ればさらに安心です。
POINT4:妊娠中はこの精油を避ける
妊娠中に避けたほうがいいと言われている精油のリストです。様々な文献があり、専門家の中でも意見が分かれます。特に日本は比較的神経質に捉えているようです。しかし、ここでは安心できるように、少しでも可能性があるものはリストに加えています。他では安心して使える精油になっている場合もあるかもしれません。
アンジェリカ、イランイラン、カモミールローマン、キャロットシード、クミン、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、サイプレス、シダーウッド、シナモンリーフ、ジャスミン、ジュニパー、スパイクナード、スペアミント、セージ、ゼラニウム、タイム、ナツメグ、バジル、パルマローザ、ヒソップ、ヒノキ、フェンネル、ペパーミント、マージョラム、ミルラ、メリッサ、ヤロウ、ラヴィンツァラ、ローズ、ローズマリー |
*妊娠初期はこれらの精油に特に注意
オレンジ、カモミールジャーマン、サンダルウッド、ニアウリ、パイン、ブラックペッパー、ベンゾイン、レモングラス |
POINT5:少しでも不快感を感じたらやめる
妊娠中は、体が敏感で、通常とは体質も異なります。そのため、自分が心地よいか、不快かを感じることがとても重要です。妊娠中におすすめのレシピがあっても、体に合わないと感じたら、すぐにやめましょう。妊娠中とは関係なしに、刺激が強めのものや、ほかの禁忌がある場合があります。詳しくは下記の禁忌事項のまとめを参照下さい。
妊娠中にも使えるおすすめ精油
それでは一体どの精油はいいのか?お好みや体調があるので、これから紹介する中でも人によっては合わない場合もあるので注意が必要ですが、一般的に妊娠中の禁忌が知られていないものを紹介します。芳香浴程度でしたら、他の精油も使用可能です。
グレープフルーツ、ティートリー、ネロリ、ベルガモット、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズウッド |
妊娠中に使えるアロマブレンドレシピ
妊娠中に使える簡単なブレンドレシピを紹介します。
マッサージ:妊娠線の予防
下記のブレンドで、気になる部分をマッサージしてみてください。グレープフルーツには余分な老廃物を排出する働きがあり、ネロリには皮膚の再生作用があります。
芳香浴:つわりの緩和
下記のブレンドで、芳香浴を試してみてください。香りが強いようでしたら滴数を調整してください。ペパーミントは呼吸器系、消化器系に働きかけ、不快感を緩和してくれます。柑橘系のレモンとベルガモットは、すっきりとした気分にさせてくれます。
芳香浴:安心感をもたらす
下記のブレンドで芳香浴を試してみてください。香りが強いようでしたら滴数を調整してください。ラベンダーは緊張をほぐしリラックスできる香りの代表です。ローズウッドは精神的な負担を軽くしてくれます。ベルガモットは幸福感をもたらします。
次はこれを要チェック
芳香浴やマッサージ、その他のレシピを試したい場合は下記を参照ください。
注意点&免責事項:アロマセラピーは医療ではありません。ここに掲載されている内容は、精油の効果効能、心身の不調改善を保証するものではありません。事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。