茶葉(ちゃよう)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
茶葉(ちゃよう)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
茶葉のデータ
名前 | 茶葉(ちゃよう)、細茶(さいちゃ)など |
英語 | Green Tea Leaf |
ラテン名 | Camelliae Sinensis Folium |
学名 | Camellia sinensis Kuntze |
使用部位 | 葉(しばしば枝先を伴う) |
成分 | プリン誘導体(カフェイン、テオフィリン、テオブロミン)、カテキン類(カテキン、エピカテキン)、タンニン、フラボノイドなど |
四気 | 涼性 |
五味 | 苦、甘 |
帰経(臓腑弁証) | 心、肺、胃 |
効能分類 | 利水薬 |
その他の茶葉に関する記事をチェック: #茶
茶葉の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
チャノキの葉を使用しています。日本ではお馴染みの緑茶の葉です。同じ植物から烏龍茶や紅茶も作られます。
東洋医学の効能
頭や目をスッキリさせる働きがあり、頭痛、多眠、めまい、目の充血などに用いられます。また、[煩渇]を治し、痰を除きます。消化を促し、利尿・解毒をします。下痢を止める作用もあります。
適応症
頭痛、目のくらみ、多眠症、[心煩]、[口渇]、飲食の停滞が原因で起こる痰、マラリア、下痢など
茶葉の使い方
ブレンド例
頭と目を明らかにして、目の疾患を改善します。
茶葉+菊花 |
血流を促して頭痛を治します。
茶葉+川芎 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
川芎茶調散 | 祛風剤 |
次はこれを要チェック