芒硝(ぼうしょう)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
芒硝(ぼうしょう)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
芒硝のデータ
名前 | 芒硝(ぼうしょう)、芒消(ぼうしょう)、消石(しょうせき)など |
英語 | Mirabilite, Sodium Sulfate Hydrate |
ラテン名 | Sal Mirabilis |
使用部位 | 主として硫酸ナトリウムの十水和物 |
成分 | Na2SO4・10H2O |
四気 | 寒性 |
五味 | 辛、苦、鹹 |
帰経(臓腑弁証) | 胃、大腸 |
効能分類 | 清熱薬、瀉下薬 |
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芒硝の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
硫酸ナトリウムの十水和物です。現在は、無水芒硝(乾燥硫酸ナトリウム)が多く用いられています。
東洋医学の効能
[清熱]し、腸内の[津液]を補い、便をやわらかくする作用があります。そのため、[実熱]性の便秘に使用されます。また、皮膚の炎症を鎮め、痒みを治してくれます。湿疹やできものなど、炎症性の皮膚疾患に内服、もしくは外用として使用されます。
適応症
熱性の便秘、便秘による腹部膨満感、目の充血、化膿性の腫れものなど
芒硝の使い方
ブレンド例
[清熱]し、利尿をします。
芒硝+滑石 |
[瘀血]のよる[血熱]を治します。
芒硝+桃仁 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
大黄牡丹皮湯 | 理血剤 |
調胃承気湯 | 瀉下剤 |
通導散 | 理血剤 |
防風通聖散 | 表裏双解剤 |
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