伏竜肝(ぶくりゅうかん)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
伏竜肝(ぶくりゅうかん)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
伏竜肝のデータ
名前 | 伏竜肝(ぶくりゅうかん)、竈内黄土(そうないおうど)など |
英語 | Loess |
ラテン名 | Terra Flava Usta |
使用部位 | 中国の黄土で作られ、多年使用された竈(かまど)の底の焼土 |
成分 | 日本産の伏竜肝の代用品:SiO3, MgO, CaO, Na2O, K2O, Cl, Fe2O3, Al2O3など |
四気 | 温性 |
五味 | 辛 |
帰経(臓腑弁証) | 脾、胃 |
効能分類 | 補血薬、止瀉健胃薬 |
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伏竜肝の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
一般的には流通の無い生薬です。中国の黄土で、多年使用された竈(かまど)の底の焼土を使用します。
東洋医学の効能
胃腸を温めて[湿]を除く働きがあります。止嘔、止血をします。
適応症
嘔吐、腹痛、下痢、吐血、鼻血、血便、血尿、不正子宮出血、おりもの、化膿性のできものが崩れたものなど
伏竜肝の使い方
ブレンド例
嘔吐を止めます。
伏竜肝+生姜 |
下血、吐血、不正子宮出血を治します。
伏竜肝+阿膠 |
『漢方294処方生薬解説』より
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