十薬(じゅうやく)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
十薬(じゅうやく)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
十薬のデータ
名前 | 十薬(じゅうやく)、重薬(じゅうやく)、どくだみ、など |
英語 | Houttuynia |
ラテン名 | Houttuyniae Herba |
学名 | Houttuynia cordata Thunberg |
使用部位 | 花期の地上部 |
成分 | 精油(デカノイルアセトアルデヒド)、フラボノイド(クエルシトリン、イソクエルシトリン)など |
四気 | 寒性 |
五味 | 辛 |
帰経(臓腑弁証) | 肝、肺 |
効能分類 | 清熱薬、排膿薬 |
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十薬の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
ドクダミの地上部を使用しています。民間薬としても利用されていて、ドクダミ茶としても多く出回っています。
東洋医学の効能
[清熱]し、炎症を治します。利尿作用により、腫れを治します。
適応症
肺炎、肺膿瘍、熱性の下痢、マラリア、泌尿器系諸疾患、白いおりもの、化膿性の腫れもの、痔、脱肛、湿疹、乾癬など
注意事項
[虚寒証]、下痢の場合は注意
十薬の使い方
常用量
2~10g
ブレンド例
鬱血、化膿、痔を治します。
十薬+川芎 |
[清熱]し、皮膚の炎症を治します。また利尿をします。
十薬+大黄 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
五物解毒散 | 清熱剤 |
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