黄蝋(おうろう)・蜜蝋(みつろう)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
黄蝋(おうろう)・蜜蝋(みつろう)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
黄蝋のデータ
名前 | 黄蝋(おうろう)、蜜蝋(みつろう)、蝋(ろう)など |
英語 | Beeswax |
ラテン名 | Cera Flava |
学名 |
|
使用部位 | 巣から得た蝋を精製したもの |
成分 | 高級脂肪酸エステル、高級アルコール、高級脂肪酸など |
四気 | 平性 |
五味 | 甘、淡 |
帰経(臓腑弁証) | 脾、胃、大腸 |
効能分類 | 外用薬 |
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黄蝋の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
キャンドルや手作りのクリームなどに使われるミツロウです。医療に使われるものはサラシミツロウと言われます。東洋医学の生薬としては主に外用薬として使われます。
東洋医学の効能
外用として、肌を保護し、皮膚の回復を早くします。排膿作用もあります。
適応症
できもの、火傷、切り傷など
黄蝋の使い方
ブレンド例
外用として使用した場合、皮膚を保護し、乾燥を潤し、皮膚の回復を促進します。
黄蝋+胡麻油 |
外用として使用した場合、傷口をふさぎ固め、傷口の拡大を防ぎます。
黄蝋+松脂 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
紫雲膏 | 外用剤 |
中黄膏 | 外用剤 |
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