各生薬の効能

蜂蜜(はちみつ)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬

蜂蜜(はちみつ)の効果効能

東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。

目次

  1. 蜂蜜のデータ
  2. 蜂蜜の特徴
  3. 蜂蜜の使い方



蜂蜜のデータ

名前 蜂蜜(はちみつ)、石蜜(せきみつ)、食蜜(しょくみつ)など
英語 Honey
ラテン名 Mel
学名
  • Apis mellifera Linné
  • Apis cerana Fabricius
使用部位 巣に集めた甘味物を集めたもの
成分 転化糖、ショ糖、単糖類、有機酸など
四気 平性
五味
帰経(臓腑弁証 大腸
気血水弁証 気虚
効能分類 補気薬

その他の蜂蜜に関する記事をチェック: #ハチミツ

蜂蜜の特徴

※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。

特徴

蜂蜜は食品としていろいろなものが販売されています。食品の蜂蜜は水あめが加えられるなど、加工がされている場合があるので、本来の薬効を期待する場合は注意が必要です。民間療法では特にレンゲの蜂蜜が使われてきました。

東洋医学の効能

胃腸系を補い滋養強壮をします。[津液]を補い、粘膜の乾燥を潤して、せきを抑えたり、便秘の解消をします。

適応症

[肺]の[津液]不足によるせき、乾燥性便秘、口内炎、火傷など

注意事項

[湿熱痰滞]、胸部膨満、泥状便、慢性下痢の人は禁忌、1歳未満の乳児には与えない

蜂蜜の使い方

常用量

小さじ1~2杯

ブレンド例

[胃気]を補って、滋養強壮をします。

蜂蜜+人参

『漢方294処方生薬解説』より

処方例

配合されている漢方薬の一例です。

大半夏湯 理気剤




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