蜂蜜(はちみつ)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
蜂蜜(はちみつ)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
蜂蜜のデータ
名前 | 蜂蜜(はちみつ)、石蜜(せきみつ)、食蜜(しょくみつ)など |
英語 | Honey |
ラテン名 | Mel |
学名 |
|
使用部位 | 巣に集めた甘味物を集めたもの |
成分 | 転化糖、ショ糖、単糖類、有機酸など |
四気 | 平性 |
五味 | 甘 |
帰経(臓腑弁証) | 肺、脾、大腸 |
気血水弁証 | 気虚 |
効能分類 | 補気薬 |
その他の蜂蜜に関する記事をチェック: #ハチミツ
蜂蜜の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
蜂蜜は食品としていろいろなものが販売されています。食品の蜂蜜は水あめが加えられるなど、加工がされている場合があるので、本来の薬効を期待する場合は注意が必要です。民間療法では特にレンゲの蜂蜜が使われてきました。
東洋医学の効能
胃腸系を補い滋養強壮をします。[津液]を補い、粘膜の乾燥を潤して、せきを抑えたり、便秘の解消をします。
適応症
[肺]の[津液]不足によるせき、乾燥性便秘、口内炎、火傷など
注意事項
[湿熱痰滞]、胸部膨満、泥状便、慢性下痢の人は禁忌、1歳未満の乳児には与えない
蜂蜜の使い方
常用量
小さじ1~2杯
ブレンド例
[胃気]を補って、滋養強壮をします。
蜂蜜+人参 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
大半夏湯 | 理気剤 |
次はこれを要チェック