膠飴(こうい)の効果効能|東洋医学の生薬・ハーブ・薬草・食薬
膠飴(こうい)の効果効能
東洋医学で使われる生薬の紹介をしています。副作用や組み合わせによる注意点などがある場合があります。すべての情報を網羅しているわけではありませんので、使用の際は必ず専門知識のある人に相談してください。
目次
膠飴のデータ
名前 | 膠飴(こうい)、飴糖(いとう)、白飴糖(はくいとう)、粉末飴など |
英語 | Saccharum granorum |
ラテン名 |
Koi |
学名 |
|
使用部位 | 上記植物のデンプン、またはイネの種皮を取り除いた種子を加水分解し、糖化したもの |
成分 | 麦芽糖、デキストリンなど |
四気 | 温性 |
五味 | 甘 |
帰経(臓腑弁証) | 脾、胃、肺 |
気血水弁証 | 気虚 |
効能分類 | 補気薬 |
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膠飴の特徴
※図や表以外で、東洋医学の言葉は全て[ ]の中に表しています。例えば、[心]は東洋医学での[心](しん)を表し、普通に心と書いてある場合は、通常の「こころ」を表しているとお考え下さい。そして[ ]内の言葉はまとめて東洋医学の言葉一覧のページで意味を調べられます。
特徴
デンプンやイネの種子を使用して作られた飴のことを膠飴と言います。
東洋医学の効能
胃腸系を整えて強壮します。また、[津液]を補い、乾燥を潤します。
適応症
過労による[脾胃]の疾患、しぶり腹、[肺]の[津液]不足によるせき、吐血、[口渇]、のどの痛み、便秘など
膠飴の使い方
ブレンド例
[脾胃]の[虚寒]を治します。
膠飴+乾姜 |
疲労によって起こる諸症状を治します。
膠飴+黄耆 |
『漢方294処方生薬解説』より
処方例
配合されている漢方薬の一例です。
黄耆建中湯 | 温裏剤 |
小建中湯 | 温裏剤 |
大建中湯 | 温裏剤 |
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