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ダンデライオンの効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典

ダンデライオンの効果効能

目次

  1. キーワード&データ
  2. 特徴
  3. 有効成分
  4. 注意事項・禁忌
  5. ダンデライオンの使い方
  6. アーユルヴェーダからみた使い方
  7. 和ハーブとしての使い方



キーワード&データ

キーワード:肝臓や胆のうの不調に

名前 ダンデライオン、ダンディライオン、ダンディリオン、ダンデリオン、dandelion
和名 セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)
学名・読み方 Taraxacum officinale [タラクサクム・オフィキナレ]
科名 キク科
使用部位 根・葉
ジェンダー 男性
惑星 木星
四大元素
性質 平・乾
チャクラ 第1, 3チャクラ

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特徴

世界中で古くから薬草として使われていました。体内の浄化力に優れたハーブです。使用する部位の違いで、葉(ハーブ)と根(ルート)と二種類あります。日本でも生薬として、健胃剤、下剤、母乳分泌促進などに使われています。根をから煎り抽出したものをノンカフェインの「タンポポコーヒー」と言い、人気があります。

スピリチュアルなストーリー

ダンデライオンはギリシャ神話では魔法の女神ヘカテと関連付けられていました。予言の力があると言われ、ダンデライオンの種子を吹き飛ばした時に、残った種子の数が自分の寿命とも言われていました。カルペパーは、肝臓・胆のう・脾臓の閉鎖や、黄疸、心気症にいいとしました。乾かして固める作用があり、尿道を開き、尿道の潰瘍や膿瘍を治すと論じました。

感情面にもたらす効能

ダンデライオンは、自己イメージを明確にして、他者からの強い影響に抵抗することに役立ちます。第3チャクラに関連する他者に対する強い感情と関わります。そういった感情は自分で所有できないものが無意識に他者に投影されていることが多く、未熟で強烈です。ダンデライオンは強い自意識を与えてくれるため、その様な感情をより高次で個を超えた第4チャクラの愛情に変化させていく過程で役立ちます。真の人間関係が判断できるようになり、そうでないものを手放します。敵意、怒り、恨みといった感情は肝臓に蓄積されます。それを表現できないと、自己嫌悪や意気消沈に繋がります。ダンデライオンはその肝臓に働きかけ、感情的にも肉多的にも滞りを流してくれます。

ダンデライオンの効果効能

ダンデライオンは、肝臓や胆のうの不調にいいハーブとして使われています。日本でも古くから健胃剤、利胆剤、緩下剤、催乳剤として利用されてきました。体の浄化力が高まり、二日酔いや肌荒れにも有効です。腸内環境を整えるので、便秘にも役立ちます。利尿作用によってさらにむくみを緩和してくれます。利尿作用を期待する場合は、カリウムが多い葉を使用します。

作用

  • 健胃作用
  • 胆汁排出促進作用
  • 利尿作用
  • 消化促進作用
  • 解毒作用
  • 強肝作用
  • 抗リウマチ作用
  • 血液浄化作用
  • 利胆作用
  • 緩下作用
  • 浄血作用
  • 催乳作用

適応

  • 肝臓・胆のうの不調
  • 便秘
  • 消化不良
  • リウマチ
  • 肌荒れ
  • ニキビ

作用の意味一覧

有効成分

イヌリン、フィトステロール(タラキサステロール)、苦味質(タラキサシン)、フェノール酸(カフェ酸)、ミネラル(カリウム、カルシウム)など

注意事項・禁忌

通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。胆石のある人、キク科アレルギーの人は注意が必要です。

安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)

『メディカルハーブ安全性ブック第2版』

ダンデライオンの使い方

ティーの飲み方

小さじ1をお湯に入れ5分煮出し、5分蒸らす。

ハーブティーの入れ方

症状別ハーブの使い方

肌荒れのハーブブレンド

ダンデライオン、カモミールジャーマンカレンデュラ

症状別ハーブ一覧

おすすめの使い方

ハーブティー、ホームケア

ハーブのレシピ



アーユルヴェーダからみた使い方

名前:ダンデライオン

ダンデライオンは、特にピッタとアーマのデトックスにいいハーブです。特に胸や乳腺の問題、乳房の炎症・腫瘍・嚢胞、リンパ腺の腫れの抑制などに向いています。肝臓や胆のうをきれいにし、蓄積して淀んだピッタと胆汁を一掃します。また、ダンデライオンは肉の食べ過ぎや脂質の摂りすぎの時に解毒してくれる作用があります。

学名 Taraxacum officinale
使用部位 根、葉
ドーシャエネルギー PK-, V+
6つのラサ 苦味、甘味
ヴィールヤ(消化中のエネルギー) 冷却
ヴィパーカ(消化後の味) 辛味
ダートゥ(組織への影響) リンパ、血液
系統 循環器系、消化器系、泌尿器、リンパ系

アーユルヴェーダの基本 ドーシャ ドーシャの体質診断

和ハーブとしての使い方

和名:蒲公英|タンポポ

西洋のメディカルハーブとは種小名が異なり近縁種となります。ダンデライオンは西洋タンポポとよばれ、在来種とは区別されます。在来種は関東タンポポ(Taraxacum platycarpum)、関西タンポポ(T. japonicum)、白花タンポポ(T. albidum)などがあります。タンポポの葉や茎は、切ると白い汁が出てきます。そこから母乳がよく出るハーブとして使われてきました。根を乾燥させ、煎った後、煎じて服用します。

学名 Taraxacum platycarpum
使用部位
成分 苦味質、コリン、カロチノイド、ビタミンC、ミネラル(鉄分、カリウム)など
作用 健胃作用、緩下作用、強壮作用、消炎作用、催乳作用、利尿作用、解熱作用、発汗作用
適応 リウマチ、結石、むくみ、便秘、疲労、乳腺炎、、胃腸虚弱

陰陽五行説




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