ローズヒップオイルの効果効能と使い方|ニキビや皮膚の再生に抜群にいい!
ローズヒップオイルの効果効能
目次
ローズヒップオイルのデータ
名前 | ローズヒップオイル、ローズヒップ油、Rose hip oil |
学名 |
|
科名 | バラ科 |
使用部位 | 種子 |
抽出方法 | 低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り) |
香り | 苦味のある香り |
色 | 淡い黄色 |
使い心地 | 粘性があり、重い |
酸化 | 非常に酸化しやすい |
浸透力 | ゆっくり |
ブレンド | 単独にもブレンドにも向いている。クセがあるので10%までの割合でベースオイルと混ぜるといい。 |
肌質 | 乾燥肌、成熟肌 |
部位 | ボディー、ハンド、フェイシャル、フットマッサージにも。 |
注意点 | 使いすぎると過敏症を起こす可能性がある。 |
ヨウ素価 | 183.7 ※ |
鹸化価(NaOH) | 137.2 ※ |
鹸化価(KOH) | 192 ※ |
※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
ローズヒップオイルの代表成分
主な脂肪酸
飽和脂肪酸 6% | |
ステアリン酸 | 1.7% |
アラキジン酸 | 0.7% |
パルミチン酸 | 3.6% |
一価不飽和脂肪酸 13% | |
オレイン酸 | 13.4% |
多価不飽和脂肪酸 78% | |
リノール酸 | 43.6% |
α-リノレン酸 | 36.2% |
※『キャリアオイル事典』より
脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。
ローズヒップオイルの特徴
ローズヒップの赤色はカロチノイド
ローズヒップの木は、アンデス山脈附近の山岳地帯に生息しています。白とピンクの花を咲かせ、これが後にバラの実=ローズヒップになります。実の赤色は老化などを防いでくれるカロチノイドです。そのためオイルは金色のような赤みがかった色になります。
種子からオイルを抽出
実の70%が種子で、そこからオイルが抽出されます。乾燥させ砕かれた後に低温圧搾法で製造された、未精製のものがいいとされます。その他にも溶剤抽出によっても製造されますが、その場合は精製されていることが多いようです。
酸化しやすいので注意!
ロースヒップオイルは多価不飽和脂肪酸がメインのオイルのため、非常に酸化しやすいので注意が必要です。遮光瓶に入れ、冷暗所に保管してください。
ローズヒップオイルの効果効能
皮膚再生作用、皮膚軟化作用、創傷治癒作用、抗炎症作用など |
皮膚を再生する
ローズヒップオイルはリノール酸が豊富なため、皮膚を再生させる作用に優れていると言われています。怪我などの瘢痕を治癒したりしてくれます。
ニキビなどの肌荒れに
皮膚の再生にいいということから、ニキビなどのトラブルに効果的です。ターンオーバーを速めて健康的な肌を保ちます。注意したいのは、ローズヒップオイルも脂肪酸から構成されるオイルであるということです。脂肪酸は肌に大切なものでありますが、ニキビの原因となるものの一つが遊離脂肪酸です。使いすぎるとまたそのニキビの原因となるものを肌に塗りすぎてしまうことになります。
老化防止
皮膚の再生にも共通しますが、老化防止にも優れています。しわを目立たなくしたり、老化による皮膚の衰えを回復させる効果があります。
ローズヒップオイルの使い方
フェイシャルマッサージに
ニキビなどのトラブルに悩まされている場合は、マッサージオイルとして使用できます。人によって合う人、合わない人があり、トラブルを悪化させても困るので、ほかのオイルと少量混ぜることから始めてもいいかもしれません。肌の再生を速める効果があります。
フェイシャルクリームに
優れた皮膚再生の作用から、フェイシャルクリームによく使われています。手作りのコスメを作る際、成熟肌やしみや瘢痕が気になる場合はおすすめのオイルです。
手作り石けんとローズヒップオイル
ローズヒップオイルは酸化しやすい性質があるので、肌にはとても有効ですが手作り石けんにはあまり使用されません。石けんを作る際に温めたり、長い間空気にさらして乾燥させなければならないので、その期間に劣化してしまう可能性があります。
次はこれを要チェック