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炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)とは?|ナチュラル素材を使ったお掃除の方法

炭酸ソーダ|炭酸ナトリウム|炭酸塩

タイムレスエディションでは、人や自然に優しいハウスキーピングの提案をしています。ここではその一つの材料である炭酸ソーダについて徹底的に紹介しています。特徴、環境や人に本当に優しいのか、具体的な使い方などについてお伝えしています。

目次

  1. 炭酸ソーダとは?
  2. 炭酸ソーダを使いやすくする2つの下準備
  3. 炭酸ソーダの具体的な使い方
  4. 注意点



炭酸ソーダとは?

データ

セスキ炭酸ソーダよりアルカリ性が強く、汚れを強力に落とします。使い方はセスキ炭酸ソーダとほぼ同じです。

名前
  • 炭酸ソーダ
  • 炭酸ナトリウム
化学式 Na2CO3
pH値 11.2(1%水溶液)|アルカリ性
健康に対する有害性(一部のみ抜粋)※1 皮膚刺激は区分外
環境に対する有害性※1 急性、慢性共に区分外

セスキ炭酸ソーダ

対応する汚れ

油汚れ、タンパク質の汚れ(汗、皮脂、血液など)、衣類の汚れ、手あか、消臭などに

水に溶けやすいので、スプレーにして作り置きし、掃除に使うことにも向いています。

環境への安全性・危険性

炭酸ソーダは重曹セスキ炭酸ソーダのように無機物なので、生分解が不要です。河川の有機汚染などの閑居不可をかけない物質として知られています。厚生労働省の資料では環境汚染も急性、慢性ともに区分外となっており、環境負荷が少ないです。

人への安全性・危険性

炭酸ソーダは、入浴剤や食品添加物にも使われる成分なので、比較的人には優しいものとして知られています。しかし重曹セスキ炭酸ソーダよりアルカリが強いので、掃除で使うときは手袋を使う方がいいです。アルカリ性はタンパク質を溶かす性質があります。

保存方法

空気中の水分と結びつきやすいので、湿気を避けて、蓋つきの容器に保管します。

重曹

炭酸ソーダを掃除に使いやすくする2つの下準備

炭酸ソーダは掃除の目的に合わせて、粉のまま、またはスプレーにして使用します。

炭酸ソーダパウダー

炭酸ソーダは、粉のままの状態で使用する場合が多いです。大さじが入るくらいの広口の蓋つき容器に入れておくと使いやすいです。

炭酸ソーダ水|スプレー

炭酸ソーダは水を混ぜてスプレーの容器に入れて使うといい場合があります。作り置きが可能です。その場合は、下記の割合で水を重曹を混ぜて作ります。

  • 炭酸ソーダ: 小さじ0.5~1 ※汚れ具合により調整
  • 水: 500ml



具体的な使い方

日常の洗濯物に

炭酸ソーダは、毎日の軽い汚れの洗濯物にとてもよく向いています。特にひどい汚れは、炭酸ソーダで浸け置きをした後に、石けんで洗うなどして使い分けるといいです。食べこぼしなどの衣類の汚れには炭酸ソーダスプレーをしてしばらく置きます。

  • 毎日の洗濯洗剤として(水30Lにつき炭酸ソーダ大さじ0.5程)
  • ひどい汚れの洗濯物の浸け置きに(上と同じ割合で)
  • 食べこぼしのシミ取りに(洗濯前にスプレーしておく)
  • ぬいぐるみの浸け置き
  • シャツの襟や袖などの黒ずみに(洗濯前にスプレーしておく)

油汚れに

炭酸ソーダは、油汚れを落とすことに向きます。スプレーにして、キッチンまわりの油汚れを落とすのに大活躍します。油汚れが強力なときは、スプレーの濃度を高くしてみてください。

  • 換気扇の掃除に
  • コンロ回りに
  • 油汚れがついた食器に(スプレーしておくと落ちやすくなります。)
  • レンジやオーブンについた油汚れに
  • 排水溝のぬめりとりに

掃除用スプレーに

炭酸ソーダは手あかや油の汚れ取りに向きます。テーブルや棚、ドアやドアノブを拭くなどの、普段の掃除用のスプレーとして重宝します。その際は炭酸ソーダに向かない素材に注意してください。詳細は次項です。

トイレ掃除に

炭酸ソーダのスプレーは、トイレの掃除用にストックしておくと便利です。便器の黒ずみを落とし、消臭効果もあります。便器にスプレーし、ブラシで洗います。そのほか、手あかがつきやすいトイレットペーパーのホルダーやドアノブなどにもスプレーが効果的です。

注意点

適さない使い方

水あかはクエン酸、油汚れや泥の汚れなどより強力な場合は石けんが向きます。こびりついたような汚れは、研磨作用がある重曹が向きます。

クエン酸 重曹

白く残ったら

炭酸ソーダをスプレーとして使用した場合、乾いた後に白残りする可能性があります。スプレーでキレイにした後、水ぶきでふき取って仕上げると白残りはなくなります。

注意する素材

下記の素材には使用できません。変色したり、シミになる可能性があります。


  • 白木などの木材全般
  • 繊維素材のカーペット
  • 土壁・漆喰
  • アルカリで腐食する金属(アルミ・銅・真鍮など)
  • 表面加工がされてある家具類




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※1:厚生労働省による安全データシート参照

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