セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ナトリウム)のお掃除方法|洗濯や油汚れ、キッチン回りに
セスキ炭酸ソーダ|セスキ炭酸ナトリウム
タイムレスエディションでは、人や自然に優しいハウスキーピングの提案をしています。ここではその一つの材料であるセスキ炭酸ソーダについて徹底的に紹介しています。特徴、環境や人に本当に優しいのか、具体的な使い方などについてお伝えしています。
目次
セスキ炭酸ソーダとは?
データ
セスキ炭酸ソーダは炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)と炭酸水素ナトリウム(重曹)が混ざってできているものです。2つの特徴を併せ持ちます。重曹よりアルカリ度が強く、汚れをよく落とします。一方炭酸ナトリウムや過炭酸ナトリウムよりはアルカリが弱いので、使いやすいです。
名前 |
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化学式 | Na2CO3・NaHCO3 |
pH値 | 9.6-10(5%水溶液)|アルカリ性 |
健康に対する有害性(一部のみ抜粋)※1 | 皮膚刺激は区分2 |
環境に対する有害性※1 | 急性、慢性共に分類不可 |
セスキ炭酸ソーダの分解
セスキ炭酸ソーダは水に入れ加熱すると、炭酸ソーダと重曹に分解され、最後には水、二酸化炭素、炭酸ソーダに分解されます。水にとても溶けやすい性質があります。
対応する汚れ
油汚れ、タンパク質の汚れ(汗、皮脂、血液など)、衣類の汚れ、手あか、消臭などに |
水に溶けやすいので、スプレーにして作り置きし、掃除に使うことにも向いています。
環境への安全性・危険性
セスキ炭酸ソーダは無機質なので、生物分解が必要ないため、環境に負荷が少ないものと言われています。分解後の炭酸ソーダも同じです。重曹も環境に対する有害性はほとんどないため、セスキ炭酸ソーダは環境負荷が少ない材料と言えます。
人への安全性・危険性
セスキ炭酸ソーダは、入浴剤の成分にもなる成分なので、肌に優しい材料です。重曹よりアルカリが強いですが、炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムよりはアルカリが弱いです。そのため少しの掃除では手荒れの心配もなく使えます。しかしアルカリ性なので、タンパク質を溶かす性質は少なからずあるため、敏感肌の人や、長時間使用する場合は刺激になる可能性があります。手袋をして使用してください。
保存方法
湿気を避けて、蓋つきの容器に保管します。
セスキ炭酸ソーダを掃除に使いやすくする2つの下準備
セスキ炭酸ソーダは掃除の目的に合わせて、そのまま、またはスプレーにして使用します。
セスキ炭酸ソーダパウダー(そのまま)
セスキ炭酸ソーダは、粉のままの状態で使用する場合が多いです。大さじが入るくらいの広口の蓋つき容器に入れておくと使いやすいです。
セスキ炭酸ソーダ水|スプレー
セスキ炭酸ソーダは水を混ぜてスプレーの容器に入れて使うといい場合があります。作り置きが可能です。その場合は、下記の割合で水を重曹を混ぜて作ります。
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具体的な使い方
日常の洗濯物に
セスキ炭酸ソーダは、毎日の軽い汚れの洗濯物にとてもよく向いています。特にひどい汚れは、セスキ炭酸ソーダで浸け置きをした後に、石けんで洗うなどして使い分けるといいです。食べこぼしなどの衣類の汚れにはセスキ炭酸ソーダスプレーをしてしばらく置きます。
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油汚れに
セスキ炭酸ソーダは、油汚れを落とすことに向きます。スプレーにして、キッチンまわりの油汚れを落とすのに大活躍します。油汚れが強力なときは、スプレーの濃度を高くしてみてください。
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掃除用スプレーに
セスキ炭酸ソーダは手あかや油の汚れ取りに向きます。テーブルや棚、ドアやドアノブを拭くための、普段の掃除用のスプレーとして重宝します。その際はセスキ炭酸ソーダに向かない素材に注意してください。詳細は次項です。
トイレ掃除に
セスキ炭酸ソーダのスプレーは、トイレの掃除用にストックしておくと便利です。便器の黒ずみを落とし、消臭効果もあります。便器にスプレーし、ブラシで洗います。そのほか、手あかがつきやすいトイレットペーパーのホルダーやドアノブなどにもスプレーが効果的です。
注意点
適さない使い方
水あかはクエン酸、油汚れや泥の汚れなどより強力な場合は石けんが向きます。こびりついたような汚れは、研磨作用がある重曹が向きます。
白く残ったら
セスキ炭酸ソーダをスプレーとして使用した場合、乾いた後に白残りする可能性があります。スプレーでキレイにした後、水ぶきでふき取って仕上げると白残りはなくなります。
注意する素材
下記の素材には使用できません。変色したり、シミになる可能性があります。
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次はこれを要チェック
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※1:厚生労働省による安全データシート参照