カレンデュラ の効果効能|ハーブティー・メディカルハーブ・スパイス事典
カレンデュラの効果効能
目次
キーワード&データ
キーワード:皮膚のトラブルに
名前 | カレンデュラ、ポットマリーゴールド、calendula、marigold |
和名 | キンセンカ(金盞花) |
学名・読み方 | Calendula officinalis [カレンドゥラ・オフィキナリス] |
科名 | キク科 |
使用部位 | 花 |
ジェンダー | 男性 |
惑星 | 太陽 |
四大元素 | 火 |
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特徴
学名である Calendulaは、ラテン語の「月初めの日」を意味するKalendaeが語源と言われています。この言葉はカレンダーの語源でもあります。開花期が1カ月ということもあり、女性の月経周期とも関連付けられ、伝統的に月経不順の薬としても用いられてきました。ヨーロッパでは「貧者のサフラン」と呼ばれたり、花が朝咲き夕方に閉じることから「太陽のハーブ」とも呼ばれています。
スピリチュアルなストーリー
カレンデュラには守護の力があると信じられていて、カレンデュラで作られた花冠を玄関につるすと悪いエネルギーから守ってくれると言われていました。また、ベッドの下にまくと、予知夢を見るとも言われていました。カルペパーはカレンデュラを太陽が支配し、獅子座のもとにあるとしました。内服すると心臓を強化すると述べています。強力な排出作用から、天然痘や麻疹にも効果があるとしていました。
感情面にもたらす効果
カレンデュラは、感情を鎮静させてくれるハーブです。神経質で怖がり、誰かに守ってもらいたいと思うような人に向いています。ショック、トラウマ、怒りなどの強い感情をやわらげてくれます。頭痛として現れる短気や不寛容、無謀さなどにも効果的です。とげとげしさをやわらげてくれるようなハーブです。
カレンデュラの効果効能
カレンデュラは、皮膚や粘膜の修復に優れたハーブです。そのため肌の炎症、火傷などの肌のトラブル全般や、胃潰瘍や黄胆にも使われてきました。また、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用、抗寄生虫作用にも優れます。そのため、白癬やヘルペスにも効果的です。外用・内用として浸出油やチンキ剤にされることが多いです。
作用
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適応
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有効成分
フラボノイド(クエルセチン)、カロチノイド(カロチン、キサントフィル)、フィトステロール(タラキサステロール)、苦味質、多糖類、精油など |
注意事項・禁忌
通常の使用の範囲では安心して使えるハーブです。妊娠中・授乳中の使用に関しては、問題は確認されていないものの、最終的な安全性は確立されていません。ごくごく稀ではありますが、アレルギー反応が報告されています。
安全性クラス : 1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)
相互作用クラス: A(臨床的に関連のある相互作用が予測されないハーブ)
『メディカルハーブ安全性ブック第2版』
キク科アレルギーの人は注意
敏感肌の人は注意
『ESCOP Monographs』
カレンデュラの使い方
ティーの飲み方
大さじ1をお湯に入れ、7分蒸らす。
症状別ハーブの使い方
皮膚の消炎
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『フィトセラピー植物療法事典』
肌の保湿とケアのハーブブレンド
カレンデュラ、カモミールジャーマン、リンデン |
おすすめの使い方
ハーブティー、スキンケア、ホームケア、ヘアケア、バス、芳香浴、スイーツ、料理、染料 |
和ハーブとしての使い方
和名:キンセンカ|金盞花
西洋のメディカルハーブと同じ植物になります。日本へは1800年代に中国を経て渡来しました。染料や飼料として使われたり、体毛を薄くするとしてフェイスクリームにして使われていました。現在でも切り傷、虫刺され、日焼け、水虫、にきび、湿疹などほぼすべての皮膚トラブルに使われます。また、肝臓や胆嚢を整えるので、皮膚障害の元となっている毒素の排出にもいいです。消化器系の炎症や生理痛にもいいとされています。
学名 | Calendula officinalis |
使用部位 | 花 |
作用 | 抗菌作用、消炎作用、鎮痛作用、収れん作用、止血作用、駆風作用、健胃作用、解毒作用 |
適応 | 感染症、湿疹、皮膚炎、胃腸の不調、生理不順、PMSなど |
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