各植物油脂・キャリアオイルの効能

ピーチカーネルオイルの効果効能|肌の保湿に!

ピーチカーネルオイルの効果効能

目次

  1. ピーチカーネルオイルのデータ
  2. ピーチカーネルオイルの代表成分
  3. ピーチカーネルオイルの特徴
  4. ピーチカーネルオイルの効果効能
  5. 手作り石けんとピーチカーネルオイル



ピーチカーネルオイルのデータ

名前 ピーチカーネルオイル、桃油、桃オイル、Peach kernel oil
学名
  • Prunus persica Stokes,
  • Amygdalus persica L.,
  • Persica vulgaris Nutt.
科名 バラ科
使用部位 種(仁)
抽出方法 低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り)
香り ほぼ無臭
薄い黄色
使い心地 やや粘性があり、滑らか
酸化 酸化しにくい
浸透力 ゆっくり
ブレンド 単独の使用、またはブレンドのメインオイルに向いている
肌質 すべての肌質(特に乾燥肌、敏感肌、成熟肌)
部位 フェイシャルマッサージに最適。ハンド、フット、ボディーにも。
注意点 特になし
ヨウ素価 107.7 ※
鹸化価(NaOH) 136.6 ※
鹸化価(KOH) 191.2 ※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

ピーチカーネルオイルの代表成分

主な脂肪酸

飽和脂肪酸 6%
ステアリン酸 1%
アラキジン酸 0.5%未満
パルミチン酸 5%
一価不飽和脂肪酸 61%
パルミトレイン酸 0.7%
オレイン酸 62%
イコセン酸 0.5%未満
多価不飽和脂肪酸 28%
リノール酸 29%
α-リノレン酸 0.8%未満

※『キャリアオイル事典』参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

ピーチカーネルオイルの特徴

ペルシャのリンゴと呼ばれたモモ

モモの木は、中国が原産で、アレキサンダー大王の時代にペルシャからモモの存在を知られ、ローマ人に親しまれるようになりました。そのため、ペルシャのリンゴと呼ばれるようになりました。17世紀以降になって、アメリカでも栽培されるようになります。

アーモンド、アプリコットカーネルオイルに似ている

ピーチカーネルオイルは、アーモンド、アプリコットカーネルオイルと似ている成分構成になっています。しかし、アーモンドオイルに比べ生産量が少なく、少し値段が高くなっています。

ピーチカーネルオイルの効果効能

皮膚軟化作用、皮膚の保護作用、湿疹の改善、鎮痒作用など

優れた保湿作用

オレイン酸、リノール酸の含有率が高いため、ピーチカーネルオイルは、優れた保湿作用があります。無臭で使いやすいオイルなので、すべての肌質に合いますが、その点では特に乾燥肌、成熟肌の人に適しています。

スキンケアに最適

保湿作用が高いうえに、皮膚への保護作用や、湿疹の改善が期待できることから、フェイシャルを中心としたスキンケアにとてもいいと言われています。荒れた肌に、ローションやマッサージとして使用することがおすすめです。刺激がないので、敏感肌や赤ちゃんにも使えます。

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手作り石けんとピーチカーネルオイル

ピーチカーネルオイルはオレイン酸が半分以上を占めるので、石けんのメインのオイルとして向きます。リノール酸が3割程含まれているので、やや酸化しやすいので注意します。ピーチカーネルオイルのみだと柔らかくなりすぎてしまうので、硬さを出すオイルと一緒に使用してください。

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