カレンデュラシードオイルの効果効能|珍しいカレンド酸が含まれる
カレンデュラシードオイルの効果効能
目次
カレンデュラシードオイルのデータ
名前 | カレンデュラシードオイル、Calendula Seed Oil |
学名 | Calendula officinalis |
科名 | キク科 |
使用部位 | 種子 |
抽出方法 | 低温圧搾法 |
ヨウ素価 | 204 ※ |
鹸化価(NaOH) | 137.8 ※ |
鹸化価(KOH) | 192.9 ※ |
※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
カレンデュラシードオイルの代表成分
主な脂肪酸
飽和脂肪酸 7.7 % | |
ラウリン酸 | 0.5 % |
ミリスチン酸 | 0.5 % |
パルミチン酸 | 4.2 % |
マルガリン酸 | 0.5 % |
ステアリン酸 | 0.5 % |
アラキジン酸 | 0.5 % |
ベヘン酸 | 0.5 % |
一価不飽和脂肪酸 6.8 % | |
パルミトレイン酸 | 0.5 % |
オレイン酸 | 5.3 % |
エライジン酸 | 0.5 % |
イコセン酸 | 0.5 % |
多価不飽和脂肪酸 86.28 % | |
リノール酸 | 30.18 % |
リノレライド酸 | 0.5 % |
α-リノレン酸 | 0.5 % |
カレンド酸 | 54.6 % |
β-カレンド酸 | 0.5 % |
※1を参照
脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。
カレンデュラシードオイルの特徴・効果効能
一般的によく売られているカレンデュラオイルは浸出油で、ひまわり油等をベースのオイルとして、カレンデュラの花を浸けて有効成分を抽出したものです。そのためオイル自体の性質はそのベースオイルとなります。ここで紹介しているカレンデュラシードオイルは、カレンデュラの種子から抽出されているオイルで、とても珍しいものになります。カレンデュラシードオイルには、共役リノレン酸の一種であるカレンド酸が沢山含まれていることが他のオイルにはない特徴です。共役リノレン酸は、α-リノレン酸の二重結合が一部自然にトランス化したものです。まだはっきりとした効果は分かっていないところがありますが、カレンド酸は放射線治療から肌を守ったり、炎症や傷を治すという研究結果もあります。
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※1: Francisc V Dulfet al. Fatty acid composition of lipids in pot marigold (Calendula officinalis L.) seed genotypes. 2013.