各植物油脂・キャリアオイルの効能

リンデンオイル(浸出油)の効果効能|風邪や頭痛の不調やリラックスに

リンデンオイルの効果効能

目次

  1. リンデンオイルのデータ
  2. リンデンオイルの特徴・効果効能



リンデンオイルのデータ

名前 ライムブロッサムオイル、Lime Blossom Oil、リンデンオイル、リンデン油、Linden Oil
学名
  • Tilia cordata
  • Tilia europaea
  • Tilia platiphyllos
科名 シナノキ科
使用部位
抽出方法 浸出法
部位 ボディー、フェイス
注意点 心臓系の疾患がある人は避ける
ヨウ素価
鹸化価(NaOH)
鹸化価(KOH)

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※このオイルは浸出油なので、ヨウ素価と鹸化価の値は、ベースとなるオイルによって異なります。これらの数値は同じ植物からとれたオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

リンデンオイルの特徴・効果効能

浸出油

リンデンは、ライムブロッサムもしくは西洋菩提樹とも言われます。リンデンは薬用のハーブとしても有名です。リンデンオイルはそのリンデンの花を浸けて作られた浸出油になります。ベースのオイルは、ひまわり油が使われることが多いです。売られてない場合は自分で作ることもできます。浸出油(インフューズドオイル)の作り方は下記を参照ください。

インフューズドオイルの作り方

高血圧、脳卒中、頭痛などに

リンデンの花は、カルペパーによると「頭部の疾患にいい」とされていました。脳卒中やてんかん、めまい、動悸にいいと述べられています。実際にも、動脈硬化による高血圧や、偏頭痛、神経の緊張による血圧の上昇などに使用されてきました。

風邪の症状に

リンデンは、発汗作用に優れているので、発熱を伴う風邪にも有効です。

神経の鎮静に

リンデンには神経系を落ち着かせる作用があり、鎮静剤としても利用されています。ヒステリーや睡眠障害、神経障害、不安などに有効です。

美容にも

肌に利用することで、美容効果もあります。シワを緩和させたり、皮膚を柔らかくする作用があります。痒みを緩和させるとも言われています。

その他の作用

その他、リンデンには利尿、健胃、抗痙攣、消化促進といった作用もあります。リウマチ痛の緩和にも使えます。リンデンはとにかく沢山の作用があることが特徴です。

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