各植物油脂・キャリアオイルの効能

マスタードオイルの効果効能|アーユルヴェーダの伝統的なオイル

マスタードオイルの効果効能

目次

  1. マスタードオイルのデータ
  2. マスタードオイルの代表成分
  3. マスタードオイルの特徴
  4. マスタードオイルの効果効能



マスタードオイルのデータ

名前 マスタードオイル、マスタードシードオイル、マスタード油、Mustard Seed Oil
学名
  • Brassica juncea
  • Brassica nigra
  • Brassica hirta など
科名 アブラナ科
使用部位 種子
抽出方法 低温圧搾法
香り 刺激のある香り
黄色~茶色
酸化 酸化にしくい
注意点 エルカ酸が多い
ヨウ素価 98.3 ※
鹸化価(NaOH) 124.8 ※
鹸化価(KOH) 174.7 ※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

マスタードオイルの代表成分

主な脂肪酸(100gあたり)

飽和脂肪酸 6.257 g
ミリスチン酸 1.388 g
ステアリン酸 1.119 g
パルミチン酸 3.75 g
一価不飽和脂肪酸 59.188 g
パルミトレイン酸 0.216 g
オレイン酸 11.607 g
エルカ酸 41.175 g
イコセン酸 6.19 g
多価不飽和脂肪酸 21.231 g
リノール酸 15.33 g
リノレン酸 5.889 g

※USDA栄養データベースを参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸

マスタードオイルの特徴

インドの伝統的なオイル

マスタードオイルは、インドを始め東南アジアでは古くから家庭料理に使われてきたオイルの一つです。アーユルヴェーダでもマスタードオイルは全てのドーシャを鎮静させるオイルとして重宝されていました。

欧米ではマッサージオイルとして

アジアでは食用としてもマッサージ用としても利用されていますが、欧米では食用は殆どありません。エルカ酸の含有率がとても高いからです。エルカ酸はラットに対する実験で心臓へ悪影響があることが証明されたのをきっかけに、体に良くないとされています。発がん性があるとも言われてます。しかし、ラットと人は植物油脂の消化の仕方が異なること、そして人間に対しての影響は証明されていないことから、意見は分かれているようです。

マスタードオイルの効果効能

美白に

マッサージオイルとして利用する場合、マスタードオイルはシミやくすみを無くしたり、日焼け後の肌を落ち着かせてくれ、美白の効果があります。

ヘアケアに

頭皮のマッサージにより、育毛促進や白髪の予防につながります。また毛根を健康に保ち、抜け毛を予防すると言われています。

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