各植物油脂・キャリアオイルの効能

セントジョーンズワートの効果効能|傷や炎症、皮膚のトラブルに!

セントジョーンズワートオイルの効果効能

目次

  1. セントジョーンズワートオイルのデータ
  2. セントジョーンズワートオイルの特徴
  3. セントジョーンズワートオイルの効果効能



セントジョーンズワートオイルのデータ

名前 セントジョーンズワートオイル、セントジョーンズワート油、ハイペリカムオイル、オトギリソウオイル、St. John’s wort oil
学名 Hypericum perforatum Linnaeus
科名 オトギリソウ科
使用部位 花・葉
抽出方法 浸出法
香り やや強い
淡い赤色
使い心地 重い
酸化 酸化しやすい
浸透力 優れている
ブレンド 単独でも使用可。ベースとなるキャリアオイルの20%くらいまでの割合で混ぜることが多い。
肌質 すべての肌質(特に脂性肌、敏感肌)
部位 フェイシャル、ハンド、フット、ボディーマッサージに
代表成分 ヒペリシン、フラボノイド、プロアントシアニジンなど
注意点 使いすぎるとアレルギーを引き起こす可能性がある
ヨウ素価
鹸化価(NaOH)
鹸化価(KOH)

※このオイルは浸出油なので、ヨウ素価と鹸化価の値は、ベースとなるオイルによって異なります。これらの数値は同じ植物からとれたオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

セントジョーンズワートオイルの特徴

160種類以上が生息

セントジョーンズワートは、160種類ほど存在しますが、そのうちの9種類が一般的なHypericum perforatumになります。夏から秋にかけて黄色い花を咲かせます。その縁には、ヒペリシンという成分を含む小さい黒い点があります。

赤色はヒぺリシンという成分

セントジョーンズワートを浸出させると赤い色になります。それは花に含まれるヒぺリシンという成分の影響です。この成分は抗ウイルス作用があり、エイズ患者に有効ではないかと研究が進められています。

浸出方法によってフラボノイドが倍増

セントジョーンズワートオイルは、セントジョーンズワートの蕾と花びらをバージンオリーブオイル油に浸して作られます。その後かき混ぜながら日の当たるところに置き、ろ過します。その際に、日光に当てるとフラボノイドが4倍に増加することがわかっています。

セントジョーンズワートオイルの効果効能

皮膚軟化作用、抗菌作用、創傷治癒作用、消炎作用、抗うつ作用、安眠作用、鎮静作用、殺菌作用、鎮痛作用、利尿作用など

傷の治療に

セントジョーンズワートオイルは古くから傷の治療に使われてきました。戦時中は剣の刺し傷に騎士達が使用したと言われています。

日焼けや炎症を抑える

炎症を抑える効果に優れていて、日焼けや火傷、筋肉痛などにもいいとされています。

ウイルスから守る

セントジョーンズワートオイルは抗ウイルス作用に優れています。一般的に花・葉・茎・さくのすべてに抗生物質を含むと言われています。結核菌を抑制したり、ヘルペスにも有効です。

抗うつに

セントジョーンズワートオイルは精神的な部分にも作用します。抗うつ作用があり、安眠に導いたり、不安や憂鬱を緩和させてくれます。

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