各植物油脂・キャリアオイルの効能

パンプキンシードオイルの効果効能|高栄養価なオイルの1つ!

パンプキンシードオイルの効果効能

目次

  1. パンプキンシードオイルのデータ
  2. パンプキンシードオイルの代表成分
  3. パンプキンシードオイルの特徴
  4. パンプキンシードオイルの効果効能



パンプキンシードオイルのデータ

名前 パンプキンシードオイル、パンプキンオイル、パンプキン油、Pumpkin seed oil
学名
  • Cucurbita maxima
  • Cucurbita pepo
科名 ウリ科
使用部位 種子
抽出方法 低温圧搾法
香り ナッツのような香り
濃い黄緑色
酸化 酸化しやすい
ヨウ素価 140.1  ※
鹸化価(NaOH) 137.3 ※
鹸化価(KOH) 192.2 ※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

鹸化価 ヨウ素価

パンプキンシードオイルの代表成分

主な脂肪酸(100gあたり)

飽和脂肪酸 13%
ステアリン酸 5 %
パルミチン酸 8 %
一価不飽和脂肪酸 31%
オレイン酸 31 %
多価不飽和脂肪酸 63%
リノール酸 48 %
α-リノレン酸 15 %

※『キャリアオイル事典』を参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

脂肪酸 必須脂肪酸 オメガ脂肪酸 トランス脂肪酸



パンプキンシードオイルの特徴

かぼちゃは1万年前から存在

パンプキンシードオイルは西洋カボチャやぺポカボチャの種から抽出されます。学名のCucurbitaはラテン語でヒョウタンを示し、maximaは最大を意味します。アメリカ大陸で9千~1万年も前から存在していたと言われています。

特徴的な黒っぽい色

パンプキンシードオイルは、オイルの中でも珍しく、黒っぽい、濃い黄緑色をしています。不飽和脂肪酸が多く酸化しやすいです。また、亜鉛が豊富に含まれます。

摂取量は一日大さじ1杯

パンプキンシードオイルは栄養価がとても高く、健康増進が期待できます。しかし摂りすぎもいいわけではありません。大体大人が1日に摂取する量は一日大さじ1杯位とされています。

パンプキンシードオイルの効果効能

虫歯の予防、抗寄生虫作用、消化管の瘢痕形成、緩下作用、強壮作用、駆虫作用、前立腺の不調改善など

虫歯の予防に

パンプキンシードオイルは、虫歯の予防にいいと言われています。確かな研究が無いにも関わらず、多くの人がこの作用を認めているようです。歯の変性疾患のプロセスを阻止していると考えられています。

消化管への作用

パンプキンシードオイルは、消化管の鎮静、瘢痕形成作用があります。

刺激、強壮作用

その他にも、心臓、筋肉、神経、脈管へ作用します。刺激し、強壮し、頑健する作用があります。

子供の寄生虫に

駆虫作用や抗寄生虫作用があるパンプキンシードオイルは、子供の回虫(寄生虫)にもいいです。朝晩の食事前にパンプキンシードオイルを小さじ1飲み、それを3週間続けます(『キャリアオイル事典』より)。

その他

その他、パンプキンシードオイルは、肺や粘膜に作用したり、駆虫剤として利用されたり、泌尿器系の疾患の利尿剤として、また、鉱物欠乏の症状に利用されます。

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