ニームオイルの効果効能|ニキビの緩和、育毛などのヘアケアに!
ニームオイルの効果効能
目次
ニームオイルのデータ
名前 | ニームオイル |
学名 | Azadirachta indica |
科名 | センダン科 |
使用部位 | 種子、実 |
抽出方法 | 低温圧搾法 |
香り | 独特な強い香り |
色 | 茶~黄~黄緑 |
酸化 | 酸化しにくい |
ブレンド | 香りが強いので、他のオイルとブレンドしたほうが使いやすい |
肌質 | 乾燥肌、成熟肌、ニキビ肌 |
部位 | ボディー、フェイス、ヘアなど |
アーユルヴェーダドーシャ ※1 | V± P- K- |
ヨウ素価 | 69.4 ※2 |
鹸化価(NaOH) | 137.1 ※2 |
鹸化価(KOH) | 192 ※2 |
※1: V:ヴァータ、P:ピッタ、K:カパ、+:ドーシャを上げる、-:ドーシャを下げる、±:ドーシャに影響しない、=:ドーシャのバランスをとる
※2: ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
ニームオイルの代表成分
主な脂肪酸
飽和脂肪酸 33.8% | |
ステアリン酸 | 18.2 % |
アラキジン酸 | 1.8 % |
パルミチン酸 | 13.8 % |
一価不飽和脂肪酸 52.6% | |
オレイン酸 | 52.6 % |
多価不飽和脂肪酸 13.6% | |
リノール酸 | 13.6 % |
(※3)参照元はページ下
脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。
ニームオイルの特徴
何千年も前からインドで利用
ニームオイルは、センダン科のニームという植物の種子と実から抽出されます。インドセンダンとも言われます。インドが原産です。ニームは様々な薬効があるので、インドでは数千年前からアーユルヴェーダなどの伝統医学の中で使用されてきました。葉や実、種子、花、木、全てが今も様々に利用されています。
美容に最適
ニームオイルはその含有物からとても苦い特徴があります。そのため料理に使用することは少なく、伝統医学や美容に利用されてきました。私たちが実際日常生活に使う場合は、美容に最適なオイルです。
ニームオイルの効果効能
抗酸化作用、抗細菌作用、抗真菌作用、美白作用、髪の不調の改善など |
アンチエイジング
ニームオイルは抗酸化力が高く、アンチエイジングに最適なオイルです。カロテノイドを含み、老化の原因となるフリーラジカルを防ぎます。また、肌の弾力性を高め、シワやたるみに効果的です。
美白に
ニームオイルは美白効果があります。肌全体のくすみを無くし肌を明るくしたり、シミやそばかすにも効果的です。
ニキビや湿疹に
ニームオイルは細菌から肌を守ってくれる作用があります。そのため、細菌が原因のニキビに効果的です。他にも湿疹や炎症も抑えてくれます。
真菌から肌を守る
ニームオイルは真菌からの感染からも守ってくれます。ニームに含まれるゲズニンとニンビドールという成分が、真菌を消滅させてくれます。
保湿に
ニームオイルは保湿力も高いです。オレイン酸やビタミンEは皮膚に馴染み、保護し、水分が無くなるのを防いでくれます。乾燥やひび割れなどに有効です。
髪と頭皮のトラブル全般に
ニームオイルは髪や頭皮のケアとしても良く使われます。頭皮に使用することで、育毛を促進し、フケを防ぎます。髪を健康にしてくれ、ダメージを減少させたり、保湿をし、髪の縮れを緩和させます。
ニームオイルの使い方
フェイシャルマッサージに
ニームオイルはアンチエイジングに最適です。そのため定期的に行うニームオイルでのフェイシャルマッサージは、肌のハリと弾力を高めてくれ、しわも緩和させます。
化粧品の材料として
手作り化粧品などの化粧品の材料として色々な方法で利用できます。ニームオイルは香りが強いので、何かに混ぜて原料として利用するのは使いやすいです。アンチエイジング、美白、保湿、ニキビの緩和や予防といった、様々なトラブルに対処できます。
ヘッドマッサージに
フケの予防や育毛にいいニームオイルは、実際にも多くのヘアケア商品に使用されています。自分で利用する場合はヘッドマッサージに使用できます。ジャンプ―前に適量を頭皮にもみ込みマッサージをします。香りが強過ぎると感じる場合は、他の使いやすいオイルと一緒に混ぜて利用してもいいです。
ヘアオイルとして
ニームオイルは髪の毛をダメージから守ります。枝毛や縮れ毛にもいいです。そのためヘアオイルとして利用することにも向きます。そのまま少量をセット時に髪に塗り込んでもいいですし、他のヘアオイルに数滴混ぜて利用してもいいです。香りが気になる場合は精油を混ぜれば、香りの他にも精油の相乗効果が期待できます。
手作り石けんとニームオイル
ニームオイルは酸化に強く、オレイン酸が半分以上を占めるので、石けんづくりに向いています。メインのオイルとしても利用できます。ただ柔らかい石鹸になるので、硬さを出すオイルと一緒の利用をおすすめします。ヘアケア用の石けんや、肌荒れや美白用の石けんなど、様々な目的で使えます。
次はこれを要チェック
(※3)C. J. Dasa Rao et al, Fatty Acid of Neem Oil, Andhra University, 1941