マルラオイルの効果効能

マルラオイルのデータ
マルラオイルの代表成分
マルラオイルの特徴
マルラオイルの効果効能
マルラオイルの使い方
手作り石けんとマルラオイル

マルラオイルのデータ

名前	マルラオイル、Marula oil
学名	Sclerocarya birrea
科名	ウルシ科
使用部位	仁
抽出方法	低温圧搾法など
香り	ほぼ無臭
色	黄色～オレンジ
酸化	酸化しにくい
肌質	全ての肌質に
部位	フェイシャル、ボディー、ヘア、ネイルなど
ヨウ素価	74.4　※
鹸化価(NaOH)	136.9　※
鹸化価(KOH)	191.7　※

※ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。

マルラオイルの代表成分

主な脂肪酸（100gあたり）

飽和脂肪酸　19.1 %
ステアリン酸	7.3 %
アラキジン酸	0.6 %
パルミチン酸	11.2 %
一価不飽和脂肪酸 75.7 %
パルミトレイン酸	0.1 %
オレイン酸	75.1 %
エルカ酸	0.1 %
イコセン酸	0.4 %
多価不飽和脂肪酸 4.6 %
リノール酸	4.4 %
α-リノレン酸	0.2 %

(※1) Marula Natural Products データを参照

脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。

マルラオイルの特徴

紀元前からの植物

考古学の観点から、マルラの木は紀元前から存在すると言われています。アフリカで良く見られる植物です。実の部分だけではなく、ナッツやそこから採れるオイルにもミネラルやビタミンが豊富です。そのためマルラは古くから大切な栄養源であり、様々な用途に使われてきました。また、マルラの木は、宗教的な儀式のスピリチュアルな中心でした。

マルラの仁からオイルを抽出

マルラオイルは、マルラの仁から抽出されます。実のなかにとても堅い種があります。種は地元の女性たちが割ります。そして中から柔らかい仁が出てきます。この仁は生、またはローストしたりしても食べられます。仁にはオイルとタンパク質がとても豊富です。オイルは通常その仁から低温圧搾されます。

マルラオイルの効果効能

抗酸化作用、抗フリーラジカル作用など

水分のバランスを整える

マルラオイルは、ドライスキンやオイリースキンなど、様々な肌質の人が利用できるオイルです。肌の水分バランスを整えてくれる効果があります。

ニキビや肌荒れ、くすみに

マルラオイルは肌に使用することでフルーラジカルを撃退する作用に優れます。そしてそれは顔のくすみを無くしたり、ニキビや肌荒れの原因を無くしてくれます。

アンチエイジング

マルラオイルにはビタミンEも豊富で、抗酸化作用に優れます。また、肌の弾力性を高めたり、シワを改善する作用があります。

肌を柔らかく、滑らかに

マルラオイルの肌を柔らかく滑らかにする作用は突出していると言われています。適度な水分補給と、肌荒れの改善をしてくれます。

UV効果

マルラオイルには、皮膚や髪を外部の刺激から保護してくれる働きがあります。紫外線から肌や髪を守ります。また、ドライヤーの熱からも髪を守ります。

髪の保湿や頭皮に

マルラオイルは頭皮の状態を正常に保たせてくれます。また髪には保湿効果があり、綺麗にまとまりやすくなります。

食用は加熱に強い

マルラオイルは食用としても使われています。酸化に強いので、加熱調理にも向きます。

マルラオイルの使い方

あらゆるスキンケアに

マルラオイルは前述のように、肌を滑らかにし、水分バランスを整え、老化を防止し、ニキビやくすみや傷を改善させるなど、様々な効能があります。また、様々な肌質にも使えることから、スキンケアのあらゆる方法に使えます。シンプルにオイルでマッサージすることもできます。また、化粧水やクリームに数滴混ぜて使用することもできます。