ココナッツオイル(ヤシ油)の効果効能と使い方|ダイエット・ヘアケア・スキンケアに!
ココナッツオイル|ヤシ油の効果効能
目次
ココナッツオイルのデータ
名前 | ココナッツオイル、ココナッツ油、ヤシ油、Coconut oil |
学名 | Cocos nucifera L |
科名 | ヤシ科 |
使用部位 | 果肉 |
抽出方法 | 低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り)、溶剤抽出法 |
香り | わずかにココナッツの香り |
色 | ほぼ無色 |
使い心地 | さらさらしている |
酸化 | 酸化しにくい |
浸透力 | 優れている |
ブレンド | 単独にもブレンドにも向いている |
肌質 | すべての肌質(特に脂性肌、普通肌) |
部位 | ヘアケアに向いている。フェイシャル、ハンド、フット、ボディーマッサージにも。 |
注意点 | アレルギー反応を起こす可能性があります。 |
アーユルヴェーダドーシャ ※1 | V- P- K+ |
ヨウ素価 | 12.6 ※2 |
鹸化価(NaOH) | 178(177-182) ※2 |
鹸化価(KOH) | 249.2(248-264) ※2 |
※1: V:ヴァータ、P:ピッタ、K:カパ、+:ドーシャを上げる、-:ドーシャを下げる、±:ドーシャに影響しない、=:ドーシャのバランスをとる
※2: ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。カッコ内の数字は、一般的に言われている数値の範囲です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
ココナッツオイルの代表成分
主な脂肪酸(100gあたり)
飽和脂肪酸 | |
カプリル酸 | 8 g |
カプリン酸 | 7 g |
ラウリン酸 | 47 g |
ミリスチン酸 | 17 g |
パルミチン酸 | 8.7 g |
ステアリン酸 | 1.6 g |
一価不飽和脂肪酸 | |
オレイン酸 | 7 g |
多価不飽和脂肪酸 | |
リノール酸 | 2 g |
ミネラル&ビタミン(100gあたり)
鉄 | 0.05mg |
亜鉛 | 0.02mg |
コリン | 0.3mg |
ビタミンE(αトコフェロール) | 0.11mg |
βトコフェロール | 0.6mg |
δトコフェロール | 0.18mg |
ビタミンK (フィロキノン) | 0.6µg |
※一部USDA栄養データベースを参照
脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。
ココナッツオイルの特徴
生産性の高い植物
ココナッツの木は、高さ25m程まで成長します。種類によっては、10~20の房に年間で200個ほどの実をつけるものもあるようで、とても生産性の高い植物です。そのため、商業的にも重要視されていて、得にアフリカやアジア南東部で栽培されています。
25℃前後で溶ける高飽和型脂肪
ココナッツオイルは25℃で溶けます。そのためクリームや坐薬の原料としても広く使われていました。さらっとしていて体温で溶けるので、マッサージにも向いています。
果肉を低温圧搾
ココナッツオイルは、溶剤抽出されることもありますが、基本的にココナッツの実の殻側にある果肉を低温圧搾して作られます。
ココナッツオイルの効果効能
基礎代謝アップ、免疫向上、抗酸化作用、皮膚軟化作用など |
皮膚を柔らかくする
ココナッツオイルには皮膚を柔らかくする作用があります。体温で溶け、肌に浸透しやすいので、マッサージに最適です。古い角質が取れやすくなります。
サンオイルとして綺麗に日焼け
ココナッツオイルは、日焼け止めの効果はありませんが、肌を綺麗に焼くための、サンオイルとして機能します。紫外線をカットしてくれます。
免疫力アップ
母乳にも含まれるラウリン酸がココナッツオイルには含まれます。これは免疫力を高める成分で、感染症から私たちを守ってくれます。
コレステロールを下げる
同じく、ラウリン酸は、悪玉コレステロールの数値を下げ、善玉コレステロールを増やすともいわれています。
中鎖脂肪酸がダイエットに効く
ココナッツオイルは、60%以上が中鎖脂肪酸でできています。これは、体内に脂肪として蓄積されることなく、エネルギーに分解されます。その上代謝を高め、より多くのエネルギーを代謝してくれます。また、脂肪燃焼を助ける役割もあり、ダイエットに効果的と言われています。
髪の毛を乾燥から守る
ココナッツオイルは、ヘアケアにも最適と言われています。頭皮マッサージをしながら、髪全体に塗布し、放置し、その後洗い流すことで、髪の乾燥を防いでくれると言われています。
白髪防止・育毛効果
乾燥だけでなく、使い続けることで白髪の予防や育毛にも効果的と言われています。熱帯地方のある民族は、小さいことからココナッツオイルを使っているため、白髪の人が殆どいないそうです。
手作り石けんとココナッツオイル
ココナッツオイルは、ラウリン酸を多く含むので、石けんの泡立ちに欠かせないオイルです。ラウリン酸は、泡立ちには大切ですが、入れ過ぎると刺激が強く、さっぱりしすぎてしまうので、全体の30%程の割合にします。パーム核油もココナッツオイルと同様に、泡立ちのためのオイルですが、ココナツオイルより低刺激になります。
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