カメリナオイルの効果効能|優れた肌の柔軟剤
カメリナオイルの効果効能
目次
カメリナオイルのデータ
名前 | カメリナオイル、カメリナ油、カメリーナオイル、Camelina oil |
学名 | Camelina sativa |
科名 | アブラナ科 |
使用部位 | 種 |
抽出方法 | 低温圧搾法、溶剤抽出法 |
香り | 草と木の実のような香り |
色 | 金色 |
ヨウ素価 | 158.4 ※ |
鹸化価(NaOH) | 134.6 ※ |
鹸化価(KOH) | 188.5 ※ |
※ヨウ素価と鹸化価(けん化価)の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
カメリナオイルの代表成分
脂肪酸
飽和脂肪酸 10.75% | |
ラウリン酸 | 0.25% |
パルミチン酸 | 5.5% |
ステアリン酸 | 3.5% |
アラキジン酸 | 1% |
ベヘン酸 | 0.25% |
リグノセリン酸 | 0.25% |
一価不飽和脂肪酸 32.25% | |
パルミトレイン酸 | 0.25% |
オレイン酸 | 15% |
イコセン酸 | 15% |
エルカ酸 | 2% |
多価不飽和脂肪酸 57% | |
リノール酸 | 18% |
α-リノレン酸 | 39% |
※『キャリアオイル事典』より
カメリナオイルの特徴
ヨーロッパで古くから栽培
カメリナオイルは日本ではあまりメジャーではありませんが、多くはヨーロッパ、特にイギリス南東部で栽培されています。weedseedやgold of pleasureという名前もあります。3000年もの歴史があると言われ、伝統的にはオイルの抽出や、家畜の餌として栽培されていました。
飼料やバイオ燃料として
今ではカメリナオイルは、家畜の餌として栽培されていることも多くあります。また、ジェット機の燃料として使うと、炭素の排出を8割に抑えるといった特徴から、バイオ燃料としての利用が期待されています。
亜麻仁油に似た性質
性質が少し亜麻仁油に似ていることから、ガンや変性疾患の患者に推奨されていたことがありました。亜麻仁油と同じく、酸化が早いので、保存状態には注意が必要です。加熱はしてはいけません。
マッコウクジラ油に似た性質
カメリナオイルは、マッコウクジラ油などの海洋生物の油の性質に似ています。マッコウクジラ油の代替品として、口紅をはじめとして固形製品に多く使われています。
カメリナオイルの効果効能
皮膚の柔軟作用、循環器系の保護、心臓の保護、神経系の保護、免疫系の保護、抗炎症作用など |
優れた肌の柔軟剤と潤滑剤
カメリナの種子を食べるカナリアの羽毛の状態がいいことから研究が始まり、カメリナオイルは皮膚を柔軟にさせる作用に優れていることが分かりました。また、良く伸び、肌に潤滑性を与えます。
髪を綺麗に
カメリナオイルは毛包に保護膜を作ります。皮膚同様、髪にも潤滑性を与え、艶やかにします。ヘアケア商品にの材料として使われています。
その他体の不調に
カメリナオイルは、その他に体の不調を緩和させます。アレルギー、便秘、胃潰瘍、関節炎、動脈硬化、炎症などにいいと言われています。ホルモンや心臓系、神経系の不調、変性疾患等にも有効とされています。
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