簡単手作り!アロマキャンドル(ろうそく)の作り方Part2|ピラータイプ
ピラータイプのアロマキャンドル(ろうそく)を作る
このサイトでは、天然にこだわったものを紹介し続けています。アロマキャンドルも、灯すと鼻から体内に入って行くものなので、材料にはこだわりたいものです。今回は、容器が必要ないピラータイプのアロマキャンドルの作り方をお伝えします。香りには天然の精油を使い、ワックスは天然の蜜蝋(みつろう)を使用します。
写真付き!アロマキャンドル(ピラータイプ)の作り方
材料※約120ml分
用具
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芯の下準備
1. キャンドルの芯に前もってワックスを染み込ませ、乾かしておく。 |
芯にワックスを染み込ませておくことで、燃焼時間長くなったり、キャンドルが作りやすくなります。
2. アルミ型に芯を通し、底の穴からワックスが漏れないようにガムテープを貼る。 |
※この時、後で型から取りやすいようにするために、シリコンスプレーを型の内側に散布しておいてもいいです。※香料で香りづけをする場合は、プラスチックの型を使うと型が劣化してしまうのでご注意ください。
キャンドル作り
3. 蜜蝋を鍋に入れ、火にかけて溶かす。(湯煎で溶かしてもOK) |
蜜蝋の融点は65℃前後なので、85~90℃くらいまで上がったらそれ以上にならないように火を止めたりして調整しながら溶かします。120℃以上になると酸化しやすくなってしまいます。
4. 全てワックスが溶けたら、温度が下がるのを待ち、75-80℃くらいになったら精油を入れてよく混ぜる。 |
精油は揮発性が高いので、高温の時に入れると香りがすぐに逃げてしまいます。精油の濃度はお好みで調整してください。精油のお勧めはこのページの下をご覧ください。
5. ワックスが75℃前後になったら、キャンドル用の容器に流し入れる。この時少しだけワックスを残しておく。 |
※蜜蝋の種類によって、融点が異なるので、75℃は目安とお考えください。
6. 芯の位置が中心になるように調整し、クリップを挟んで動かないようにし、ワックスを乾かす。 |
7. 乾かしている途中で穴やでこぼこが生じてきたら(特に芯のまわり)、残しておいたワックスを再度溶かしてゆっくり流し入れる。 |
8. 完全に乾いたらクリップを外し、型から外す。 9. 底側の芯はギリギリでカット、上側の芯はちょうどいい長さにカットして出来上がり。 |
蜜蝋を使ったアロマキャンドルに最適!精油のブレンドレシピ
天然の精油は揮発性が高く、キャンドル専用の合成香料より長持ちしにくいイメージがあります。しかし、選ぶ精油を工夫してブレンドすることで、強めの香りが長く続くような工夫ができます。また、蜜蝋はもとからほんのり甘い香りがあるので、それを活かした香りにするといいです。本来は何十種類も香料を混ぜますが、ここでは簡単に3種類程の組み合わせで、アロマキャンドルとして使いやすいブレンドを紹介していきます。精油の詳細一覧は下記へ
※精油が濃厚で色が着いているものは特に、ワックスの色も茶色っぽくなります。白いキャンドルをお考えの場合は、入れる精油の色もお気を付けください。
甘さを強調したバニラの香り
バニラ0.5ml(10滴)、ローズウッド1.5ml(30滴)、オレンジ1ml(20滴) ※全部で3ml分の場合 |
バニラの濃厚な香りは蜜蝋とよく合います。とても長持ちする香りです。
甘いローズの香り
ローズアブソリュート2ml(40滴)、ベンゾイン0.5ml(10滴)、パルマローザ0.5ml(10滴) ※全部で3ml分の場合 |
ローズも長持ちする香りです。甘い香りとよく合います。
甘くスパイシーな香り
シナモン1ml(20滴)、クローブ1ml(20滴)、オレンジ1ml(20滴) ※全部で3ml分の場合 |
強くスパイシーなこれらの香りは長持ちしやすいです。オレンジはほんのり最初だけ香ります。
※精油が濃厚で色が着いているものは特に、ワックスの色も茶色っぽくなります。白いキャンドルをお考えの場合は、入れる精油の色もお気を付けください。
ピラーキャンドルを他のワックスで作る
ここではピラーキャンドルのレシピを蜜蝋で紹介しましたが、もし他のワックスでピラーキャンドルを作りたい、という人は、上記レシピの4(精油を入れる温度)と5(ワックスを容器に入れる注蝋温度)だけを入れ替えて作ってみてください。ピラーキャンドルを作る際、ソイワックスとパームワックスはピラー専用のワックスがあるので、そちらを選んでください。
ワックス | 融点 | 香りづけ温度 | 注蝋温度 |
ソイワックス | 50℃前後 | 60-65℃ | 60℃前後 |
蜜蝋 | 65℃前後 | 75-80℃ | 75℃前後 |
パームワックス | 55℃前後 | 65-70℃ | 65℃前後 |
パラフィンワックス | 60℃前後 | 70-75℃ | 70℃前後 |
※同じワックスでも商品の種類によって数値が異なる場合があります。
天然のワックスを比較した詳細は下記へ
次はこれを要チェック