ピッタタイプの精油と植物油脂（オイル）｜アーユルヴェーダのドーシャとアロマセラピー
ピッタとアロマ
アロマセラピーの精油は、アーユルヴェーダと相性がとてもいいです。アーユルヴェーダでは、精油は植物の純粋なプラーナととらえます。ドーシャの不調を改善するのにとても役立ちます。マッサージや芳香浴をはじめ、アロマセラピーの世界で使用する方法に応用できます。まず自分のドーシャやドーシャの基本を知りたい場合は下記をご覧ください。
ピッタタイプに合う精油とオイル
アーユルヴェーダの考えをもとに精油を選ぶ場合は、まずドーシャの特徴を理解し、過剰となってしまっているドーシャの性質と反対の（＝ドーシャを減少させる）性質を持つ精油を選んでいきます。
ピッタを調和させる精油
ピッタは熱性で湿った特徴を持ちます。そのためピッタの過剰を抑えるには、冷性で乾燥性、熱を発散させる性質をもつ精油が向きます。滋養を与え、鎮静作用を持つものも向きます。また、香りの種類は「甘・渋・苦」の性質を持つものが向いています。全てを満たすものは少ないので、上手くブレンドしていきます。その他にも、解熱、収斂、炎症を抑えるような精油もピッタタイプの人にはいいでしょう。
| カモミールジャーマン、カモミールローマン、ラベンダー、クラリセージ、ラブダナム 、ライム、フェンネル、ディル、アニス、レモングラス、ヒソップ、アンジェリカ、クミン、イランイラン、など |
ピッタを調和させるキャリアオイル
精油を使ってオイルマッサージをする場合、キャリアオイルにもドーシャによって向いているものとそうでないものがあります。
ピッタを減らすオイル
| ココナッツ油、オリーブ油、亜麻仁油、大豆油、クルミ油、アボカド油、月見草オイルなど |
全てのドーシャに向いているオイル
| ひまし油、ピーナッツオイル、菜種油、ひまわり油、マスタード油、ギーなど |
ピッタを鎮静させる簡単レシピ
熱を冷ますマッサージ
熱に弱いピッタタイプは体から熱を発散させるブレンドが必要です。熱を冷まし、皮膚の炎症を抑えたりしてくれます。ココナッツ油は冷性で、皮膚の炎症を抑える作用もあるのでこの場合に向いています。
鎮静のマッサージ
ピッタタイプの鎮静にいい精油は、神経をリラックスさせ、怒りといった感情を鎮めてくれます。オイルはココナッツ油かサンフラワー油を使います。
フェイスマッサージ
ピッタタイプに多い肌の不調は、炎症やにきびなどです。オイルは、皮膚の炎症を抑えたり、日焼けにもいいココナッツ油をおすすめします。
芳香浴
芳香浴は、もちろん自分のドーシャの鎮静にもいいですが、部屋全体に広がるので、家族みんなのためにブレンドするのもいいかもしれません。みんなに共通するのは、時間と季節です。ピッタが強くなる時間である10:00-14:00に、若しくはピッタが強くなる夏は自然とピッタの過剰になりやすいので、ピッタを鎮静させるブレンドがおすすめです。
次はこれを要チェック
