女性の味方!月見草オイル(イブニングプリムローズオイル)の効果効能
月見草オイル|イブニングプリムローズオイルの効果効能
目次
月見草オイルのデータ
名前 | イブニングプリムローズオイル、月見草油、月見草オイル |
学名 |
|
科名 | アカバナ科 |
使用部位 | 種子 |
抽出方法 | 低温圧搾法(コールドプレス、冷搾法、常温絞り) |
香り | 独特なやや強い香り |
色 | 薄い黄色 |
使い心地 | 粘性がややあり、少し重いが伸びはよい |
酸化 | 酸化しやすい |
浸透力 | 普通 |
ブレンド | クセがあるのでメインのオイルに5-20%の割合で加えると使いやすい |
相性のいいオイル | アーモンド、アプリコットカーネル、グレープシード、ココナッツ、ホホバ、マカダミアナッツ |
肌質 | 乾燥肌、成熟肌、敏感肌 |
部位 | フェイシャル、ハンド、フット、ボディーマッサージに。 |
注意点 | 特になし |
アーユルヴェーダドーシャ ※1 | V± P- K+ |
ヨウ素価 | 168.1 (140-170) ※2 |
鹸化価(NaOH) | 137.5(128-139) ※2 |
鹸化価(KOH) | 192.5(180-195) ※2 |
※1: V:ヴァータ、P:ピッタ、K:カパ、+:ドーシャを上げる、-:ドーシャを下げる、±:ドーシャに影響しない、=:ドーシャのバランスをとる
※2: ヨウ素価と鹸化価の値は、下記の成分量をベースに計算した数値です。カッコ内の数字は、一般的に言われている数値の範囲です。これらは同じ植物のオイルでも、原料の種類、地域、抽出方法、商品やロットなど様々な条件によって変化する数値なのでお気を付けください。ヨウ素価と鹸化価の一覧と解説は下記をご覧ください。
月見草オイルの代表成分
主な脂肪酸
飽和脂肪酸 | |
ステアリン酸 | 1.3% |
パルミチン酸 | 6.5% |
アラキン酸 | 0.3% |
一価不飽和脂肪酸 | |
エイコセン酸 | 0.2% |
多価不飽和脂肪酸 | |
リノール酸 | 72% |
αリノレン酸 | 0.2% |
γリノレン酸 | 9.5% |
※『キャリアオイル辞典』より
脂肪酸について、脂肪酸の摂取方法などは下記をご覧ください。
月見草オイルの特徴
どこでも繁殖する植物
月見草はイブニングプリムローズとも言われ、北アメリカが原産で17世紀になって、ヨーロッパへもたらされました。今では地中海やイギリスでもよく見かけられます。生命力が強く、川底、海、山、砂漠など、いたるところに繁殖できる植物です。
酸化しやすいオイル
月見草オイルはとても酸化しやすい特徴があります。そのため、ビタミンEを豊富に含み酸化防止剤として働く、ウィートジャムオイルを5-10%程ブレンドしておくとよい長持ちをします。金属の容器で保存すると、より酸化速度を速めるので、保存にはガラス製の遮光瓶を使ってください。
γリノレン酸(GLA)を多く含む
月見草オイルは、ボラージオイルと似ていて、γリノレン酸を多く含みます。これは植物には珍しい特徴です。γリノレン酸は、母乳にも含まれる必須脂肪酸の一つで、とても様々な働きがあります。
月見草オイルの効果効能
創傷治癒作用、保湿作用、湿疹の改善、乾癬の改善、しわの予防、乾燥防止作用、フケの防止など |
生体機能に作用するγリノレン酸
γリノレン酸は、人の生体機能に様々に作用します。アレルギー性の疾患に効果的で、アレルギー性皮膚炎などにもいいと言われています。経口摂取では、血中のコレステロールを下げたり、血圧降下、血栓症の抑制などの作用があると言われています。
女性ホルモンのバランスをとる
γリノレン酸は女性ホルモンのバランスをとるとも言われ、PMS、生理痛、更年期障害などにも効果的です。
美肌効果
月見草オイルは保湿作用にも優れます。エモリエント効果という、水分を保持し、栄養素を肌の中にためる作用にも優れるため、美肌のためのオイルとしても使用できます。
しわの予防
しわを予防するために、20%以上の含有率で化粧品として使用するといいと言われています。γリノレン酸が体内で皮膚組織の修復と保持をしてくれます。
手作り石けんと月見草オイル
月見草オイルは酸化しやすい性質があるので、肌にはとても有効ですが手作り石けんにはあまり向かないです。石けんを作る際に温めたり、長い間空気にさらして乾燥させなければならないので、その期間に劣化してしまう可能性があります。また、使い過ぎると非常にやわらかい石けんになります。使用する場合は、少量10%以下に抑えることをおすすめします。
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