クラッスラの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
クラッスラの特徴・育て方・栽培方法
クラッスラは、同じ属の中でも300以上もの種類があると言われています。大きさや形は様々ですが、多くが可愛い形の葉を持ち、観賞用に最適です。花を咲かせたり、紅葉する種類も多いです。
目次
クラッスラの特徴
名前 | クラッスラ |
学名 | Crassula |
科名属名 | ベンケイソウ科クラッスラ属 |
型 | 春秋型・夏型・冬型 |
育ち方 | 葉が連なりながら育つ |
原産地 | 南アフリカ、マダガスカル島 |
殖やし方 | 挿し木、葉ざし、株分け |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
色々な種類がありますが、基本的には日当たり、風通しがいい場所を好みます。真夏は直射日光を避け、半日陰で育てます。特に小型種は、雨に長くさらされないようにします。
日当たり | 日当たり・風通しの良い場所。真夏は半日陰、冬は日当たりの良い室内で管理。 |
越冬温度 | 0~3℃ |
肥料 | 春と秋に少量の液体肥料を与える。量が多すぎると間延びする原因になる。 |
毎日のケアとポイント
水やり
湿気に弱いため、乾かし気味に水やりをします。土が乾いたら水を与えます。休眠期は葉がしわしわになったら水を与えます。
挿し木、葉ざし、株分けで殖やす
殖やす時期は9~11月がいいです。挿し木の場合は茎をカットして、乾燥させた後に乾いた土に挿します。葉ざしの場合は、葉をカットしたら、乾いた土の上に置き、発根させます。
植え替え
植え替えは、冬型の場合は3~4月、夏型の場合は5~6、9~10月、春秋型の場合は9~12月に行います。
乱れた形を整える
育て続けると、茎がのびて間延びしてきたり、葉がまばらになって乱れた形になってきます。そんな時は、全体的に高さをそろえて切り戻しをします。カットした茎は、乾燥させて土に挿せば、またそこから新しく発根します。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めた液体肥料を少量与えます。
夏
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。真夏は風通しの良い半日陰で管理します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。夏が休眠期の場合は葉がしわしわになったら水を与えます。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:薄めた液体肥料を少量与えます。
冬
置き場所:日当たりのよい室内で管理します。
水やり:表土が乾いたらたっぷり水を与えます。冬が休眠期の場合は葉がしわしわになったら水を与えます。
病害虫について
ワタアブラムシ、ネジラミが発生することがあります。黒星病になる可能性があります。
クラッスラ属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はクラッスラ属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
赤鬼城(あかおにじょう) | Crassula sp. | 春秋型 |
アルボレッセンス | Crassula arborescens | 春秋型 |
小型神刀(こがたじんとう) | Crassula perfoliata v. minor | 春秋型 |
玉稚児(たまちご) | Crassula arta | 冬型 |
火祭り | Crassula capitella ‘Campfire’ | 春秋型 |
姫火月(ひめかげつ) | Crassula ovata | 夏型 |
姫星(ひめぼし) | Crassula ‘Tom Thumb’ | 春秋型 |
星乙女(ほしおとめ) | Crassula perforata | 春秋型 |
リンゴ火祭り | Crassula | 春秋型 |
次はこれを要チェック