コノフィツムの育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
コノフィツムの特徴・育て方・栽培方法
コノフィツムは、肉厚でハート型にも見える葉や、コロンとした丸い葉がユニークな種類です。リトープスと同じく、脱皮を繰り返しながら成長する玉型メセンとも言われます。ピンクや黄色の花を咲かせます。
目次
コノフィツムの特徴
名前 | コノフィツム |
学名 | Conophytum |
科名属名 | ハマミズナ科コノフィツム属 |
型 | 冬型 |
育ち方 | 古い葉を脱皮させながら成長 |
原産地 | 南アフリカ |
殖やし方 | 株分け、挿し木 |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
日当たり、風通しがいい場所で育てます。雨に当たらないように雨除けをします。暑さが苦手なので、夏の休眠期は日陰で管理します。
日当たり | 日当たり・風通しの良い場所。春から夏は日陰、秋から冬は日当たりの良い室内で管理。 |
越冬温度 | 0~3℃ |
肥料 | 植え替え時に元肥を使用するのみ。 |
毎日のケアとポイント
水やり
秋から春は、土が完全に乾いたら、たっぷり水を与えます。夏の休眠期は断水、若しくはごく少量の水やりにします。
夏に葉がしわしわになる
コノフィツムは、5~8月ごろに休眠します。その時に葉が枯れたようにシワシワになってきます。9月ごろから、そこから脱皮し新芽が出てきます。残った古い葉はきれいに取り除きます。
株分けや挿し木で殖やす
殖やす場合は、株分けや挿し木です。秋に行います。
花がらはすぐ取り除く
秋から冬にピンクや黄色などの花を咲かせます。枯れた花は葉につくと色が移り、見栄えが悪くなります。花がらは早めに取り除いてきれいに保ちます。
1年のスケジュール
春
置き場所:4月ごろまで日当たりのよい室内で管理します。5月ごろから風通しの良い日陰で管理します。
水やり:4月ごろまでは土が乾いたらたっぷり水を与えます。徐々に減らしていき、5月ごろから休眠期になったら断水させるか、ごく少量の水やりにします。
夏
置き場所:風通しの良い日陰で管理します。梅雨の時期は特に、雨に当たらないように気をつけます。
水やり:断水させるか、ごく少量の水やりをします。
秋
置き場所:10月ごろから日当たりのよい室内に移します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。
冬
置き場所:日当たりのよい室内に移します。
水やり:土が乾いたらたっぷり水を与えます。
病害虫について
ネジラミ、ナメクジ、カタツムリが発生する場合があります。カビが原因の病気にかかりやすいです。
コノフィツム属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はコノフィツム属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
オペラローズ | Conophytum ‘Opera Rose’ | 冬型 |
菊丸 | Conophytum | 冬型 |
シネレオピリディス | Conophytum x cinereoviridis | 冬型 |
ナマカナム | Conophytum namaquanum | 冬型 |
ピランシー | Conophytum pillansii | 冬型 |
風鈴玉 | Conophytum friedrichiae | 冬型 |
ブラウニー | Conophytum ectypum ssp. brownii | 冬型 |
ブルゲリ | Conophytum burgeri | 冬型 |
ペアルソニー | Conophytum pearsonii | 冬型 |
マウガニー | Conophytum maughanii | 冬型 |
次はこれを要チェック