セダム(マンネングサ)の育て方|多肉植物の水やりや栽培のコツ
セダム(マンネングサ)の特徴・育て方・栽培方法
セダムは、肉厚の小さな葉が密集している可愛らしい植物です。多肉植物の中でも人気の種類の一つです。世界各地で色々な種類が生息しています。日本でも見られ、「マンネングサ」という名前で親しまれています。
目次
セダムの特徴
名前 | セダム、マンネングサ、マンネンソウ、万年草 |
学名 | Sedum |
科名属名 | ベンケイソウ科セダム属 |
型 | 春秋型 |
育ち方 | 小さい葉が連なる |
原産地 | 世界各地(メキシコが多い) |
殖やし方 | 株分け、挿し木、葉ざし |
※種類によって特徴が異なる場合もあります。
適した場所
色々な種類がありますが、過湿に弱いことが多いので、風通しに気をつけます。中には高温に弱いものもありますが、基本的には高温・低温・乾燥に強く、育てやすいです。
日当たり | 耐寒性のあるものは、一年中日当たり・風通しの良い場所で管理する。寒さに弱いものは、冬は日当たりのよい室内で管理する。 |
越冬温度 | 0~3℃ |
肥料 | あまり必要ない。植え替え時に元肥として肥料を混ぜることがある。 |
毎日のケアとポイント
水やり
乾燥に強いので、乾かし気味に水やりをします。春と秋の生育期には、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
葉ざし、枝さしで殖やす
殖やす時期は春が最適です。葉ざしや挿し木で殖やせます。セダムはこんもりとした見た目が特徴ですが、枝がひょろひょろと伸びてくると不揃いに見えます。そのようになったら、枝をカットして、乾かし、土に挿すだけで根付きます。
植え替えは年1,2回
生育が早いので、植え替えは年1,2回することができます。生育期の春か秋が最適です。
1年のスケジュール
春
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。耐寒性がない種類は室内でもいいです。
水やり:生育期の春は、土が乾いたらたっぷり水を与えます。
肥料:基本的に肥料は必要ないですが、春に植え替えをする場合は、元肥として肥料を混ぜます。
夏
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。
水やり:乾かし気味に育てます。葉がしわしわになってしまったら水の量を増やします。
秋
置き場所:風通しの良い日なたで管理します。耐寒性がない種類は10月ごろから室内に入れます。
水やり:生育期の秋は、が乾いたらたっぷり水を与えます。
冬
置き場所:日当たりのいい室内で管理します。耐寒性のある種類は日当たりのいい屋外でも大丈夫です。
水やり:乾かし気味に育てます。葉がしわしわになってしまったら水の量を増やします。
病害虫について
アブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシが発生する可能性があります。風通しに気をつけます。
セダム属の種類
多肉植物は、同じ属の中でも様々な種類があり、多くが「流通名」で表されます。下記はセダム属に属する植物の一例です。同じ属の場合、育て方が似ているものが多いですが、種類によって異なる場合があります。ここでは育て方が似ていて、比較的育てやすい種類を紹介しています。購入する場合は、属名だけでなく、流通名までチェックすると、より合った育て方ができます。
流通名 | 学名 | 型 |
薄化粧(うすげしょう) | Sedum palmeri | 春秋型 |
黄麗(おうれい) | Sedum cv. | 春秋型 |
コーラルカーペット | Sedum album ‘Coral Carpet’ | 春秋型 |
タイトゴメ | Sedum oryzifolium | 春秋型 |
玉葉(たまば) | Sedum stahlii | 春秋型 |
ドラゴンズ・ブラッド | Sedum spurium ‘Dragon’s Blood’ | 春秋型 |
丸葉万年草(まるばまんねんそう) | Sedum makinoi | 春秋型 |
モシニアナム | Sedum mocinianum | 春秋型 |
ルテア | Sedum lutea | 春秋型 |
次はこれを要チェック